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ミレーに無限に並んでミレーを買い占めればよかった!

本日はお出掛けの記録です。若干中途半端なタイミングではありますが、大相撲五月場所の観戦に行ってまいりました。来週の千秋楽付近は予定が立て込んでいて行けず、初日は別件を入れてしまって行けずということで、今場所は中日での観戦といたしました。東京場所でしつこく報告している日仏友好杯の副賞のマカロンの色も報告できそうにありませんので各自お調べいただければと思います。

↓やってまいりました大相撲五月場所・中日!


↓最寄りの両国駅ではNetflixのCMでよく見る相撲ドラマの巨大広告を掲出中!


↓なお、展示されているトロフィーを見ればわかるので、今場所のマカロンは「金」という答えだけ先に出しておきます!


場所のちょうど真ん中あたりでの観戦は優勝争いなどとは縁が薄いものの、今場所に関してはちょうどよかったかもしれません。今場所の大テーマであった横綱・照ノ富士の復調がなっているかどうかについては、もう序盤戦だけで「横綱ですな」と確認できておりますので、終盤まで照ノ富士中心での優勝争いとなるでしょう。ずっと痛めている箇所の具合と、場所の疲労が積み重なることで終盤戦は多少息切れするかもしれませんが、周囲も同じだけ息切れしそうなので、情勢に大きな変化はないであろうと踏みました。

それよりもむしろ、今場所はひとつ達成しなければならない目標があり、そのためにはあまり最後のほうの観戦ではないほうがよいと思っていたところ。今回達成したかった目標とは、初場所で売り切れ御免のため参加し損ねた「スイーツ親方のミレーつかみ取り」イベントです。こちらのイベントは、お菓子好きには有名なミレービスケットを1回300円でつかみ取りさせてくれるというイベントです。それだけ聞くと「はぁ」という感じかもしれませんが、大相撲らしいガバガバさで非常に魅力あふれるイベントなのです。

システムとしてはこうです。まず参加者は300円を支払うと、第62代横綱大乃国こと芝田山親方から裏返しにしたビニール袋を渡されます。そのビニール袋を手袋のようにして、大量のミレービスケットの小袋(※スイーツ親方デザインの小袋)がぶちまけられた箱に手を突っ込み、つかんで持てるだけもらえるのです。その時点でも相撲の合間に食べるオヤツとしてはコスパのいい商品なのですが、そこに「もっと食え」「いいから食え」「食わないとタダじゃおかないぞ」のサービスが乗っかってくるのが相撲取りの世界観。

ミレービスケットをつかんだビニール袋を再度裏返して整える際に、何故か芝田山親方がその辺のミレーをつかんでもう一回袋に投入してきやがるのです。その量は親方の手のデカさと、衛生面のために着用しているゴム手袋の摩擦力によって、我々素人の倍くらいの量を軽く放り込んできやがります。「オマケと言うよりは本体」「初手のも親方にやってほしかった」「つかみ取りを誰よりも楽しんでいるのは親方なのでは…?」とツッコまれるのを待っているとしか思えないガバガバ具合で、最終的に渡される際には袋がズッシリとしているのです。ミレービスケット好きとしても、エンタメ&オヤツで一石二鳥のイベント。これは絶対やるしかありません。

↓いざ、スイーツ親方のミレーつかみ取り(1回300円)に挑戦です!



↓大量に用意された小袋入りのミレービスケット。



↓参加者は裏返したビニール袋でつかめるだけミレーをつかんでOK。ここまでは普通のつかみ取りなのだが…



↓何故か持ち帰る直前に親方が追いミレーをぶちこんでくるぞ。



↓この最後の追いミレーがやたらガバガバ!



完全にミレーの売店のオジサンと化した芝田山親方の前には長い列ができています。僕も300円を支払いまして親方の前に立ちますと、裏返したビニール袋を差し出され、これでつかむようにという合図をいただきます。渾身のチカラを込めてガバッとつかみましたが、小袋に入ったビスケットをそんなにつかめるはずもなく、10個くらいは取ったかなという手応え。若干ミスに近い出来だったかもしれません。

しかし、芝田山親方は僕のように手先が不器用なお客にもしっかりと追いミレーをブチ込んで救済してくれます。おかげさまでコンビニサイズのビニール袋にはズッシリとミレーの山が。しかもよくよく見ると、小袋ひとつにミレーが2枚ずつ入っていやがります。勝手に脳内で「小袋に1枚」と思い込んでいたので、2枚入りだと気づいたときには一気に脳内でミレーが倍量に膨れ上がりました。これはかなり太らされそうな感じです!

↓小袋にミレーが2枚ずつ入っています!


↓数えてみたところ、会場で1個食べたぶんを含めて29小袋×2枚=58枚のミレーをいただきました!


調べた人によればコンビニで売っている4連ミレーでは、中袋ひとつに13枚から14枚入っているとのこと。僕がいただいたミレーが58枚ですので、中袋4つ強はあるでしょうか。公式通販サイトを見れば4連ミレーのお値段が313円となっておりますので、普通に買うよりもお得にミレーをいただけた手応えがあります。親方の追いミレーがなければ微妙だったかもしれませんが、そのエンタメ感を味わいつつ店売りとトントンなのであれば非常に美味しい設定ではないでしょうか。ぜひ機会があれば皆様も親方のつかみ取りを見てくるとよいだろうと思います。

気分をよくした僕は、さらなる散策へと向かいます。すると毎場所親方衆が売り子をやっている国技館1階の公式売店は、やおら「SuMALL(すも〜る)」などと名乗り始め、ベルメゾン亜種みたいな雰囲気の売店へと衣替えしていました。レジでは「自分の断髪式の宣伝をしていいから売り子をやりなさい」とでも言われたか、先日引退した隠岐の海さんも働いていました。ちょっと人気がすごすぎて買い物はパスしましたが、にぎわっているようで大変結構です。

↓当人たちは「SuMALL(すも〜る)」などと名乗っており…


↓「生産者の皆さん」みたいな写真で売り子の親方衆がアピールしているのだが…


↓元北太樹の小野川親方のアピールは明らかにやり過ぎている!


この写真を自己紹介で持ってくるバイトは何かやらかしそうwww

売り物の塩をその辺にバラまくとかwww

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さらに散策をつづけまして国技館の2階へ。今回は2階の売店も数・量ともに増加しており、盛り上がっています。外国からの団体観光客と思しき人々も数多くやってきており、買い物熱も全体的に高そう。亀田製菓さんとコラボした「亀田の勝ちの種(鶏ちゃんこ風味)」を販売する売店や、7月の名古屋場所を先取りして伊勢名物の赤福を販売する売店に行列ができていました。僕も「勝ちの種」を購入しまして、ツマミを充実させていきます。

↓「勝ちの種」は大箱のほうには「全勝」(※全部勝ちの種=全部柿の種、の意)と称してピーナッツが入っていない設定なのだが…


↓小袋のほうには白星と称してピーナッツが入っているという「物は言いよう」のやり口。


そんな散策の合間にビクッとするものを見つけてしまいました。窓から誰かが覗いていたのです。それもパッと見でアヤしい目つきの裸の男がです。「変質者だな!」と証拠押さえのためにカメラを向けますと、何と窓から相撲取りが覗いています。いや、よく見ると相撲取りの写真が窓に貼ってあるようです。国技館2階のコンコースをグルリと周回するように窓から覗き込む裸の男たちの写真。「何でこんなことをしようと思ったのか?」は謎ですが、これはぜひ公式グッズ化していただいて、ひとり暮らしの学生さんの部屋の窓とかに貼ってあげたいもの。防犯・魔除けに効果がありそうで、需要があるんじゃないでしょうか。まぁ、部屋に帰ってきたとき、貼ったことを自分でも忘れてて毎回ビクッとなるかもしれませんが…。

↓国技館の窓からアヤしい目つきの裸の男が覗き込んでいる!ぬいぐるみ持参率が妙に高くて一層怖い!

※強引にお茶に誘ってる風の目つきが怖い。


※意志が見えない表情とぬいぐるみが怖い。


※ぬいぐるみと愛し合ってる感じでガチだったら怖い。


※絶対にそれを食べさせようとする柔らかい強要感が怖い。


※左の人物を見ると別件を思い出して怖い。


※このぬいぐるみは基本的に怖い。


※ペアカップじゃないと許されない感じが怖い。


※アイテムも何もないのが逆に怖い。


※落ち着いて見れば怖くはない。


※何でふたりで持ってるのかよくわからなくて怖い。


※「私たち結婚しました」の年賀状だと思ったらガチっぽくて怖い。


※胸を強調して積極的に誘ってくる感じが怖い。


※笑顔過ぎて一周まわって怖い。


※このぬいぐるみはそんなに怖くない。


※ちょうどいい笑顔で怖さを消すことに成功している。

これ力士だけじゃなく呼び出しシリーズとか親方シリーズとかも作ろう!

スーツ姿のオジサンが窓から覗き込んでいたら倍怖いぞ!

元・北太樹の小野川親方みたいなヤツを!



その後も入場口で力士たちの入り待ちをしたり、お食事処を冷やかしたり、大いに散策を楽しみました。すっかり散策にかまけてしまったかもしれません(※いつも通り)。いかんいかん、いい加減相撲観戦のほうに戻りましょう。とは言え、まだ優勝争いも煮詰まってきていませんので、ノンビリとしたもの。勝ったの負けたのいい相撲だったのと眺めるばかりです。角界で注目の若武者・落合さんをザンバラ髪のうちに写真におさめたり、ここまで全勝の朝乃山さんが不覚を取るのを見て「アチャー」と頭を抱えたり、大関獲りを狙う力士たちの奮闘に「うんうん、年内に5大関あるな」「ちょっと多いな」「少し減らそう」と目を細めたり、横綱・照ノ富士がまだまだ元気であることに安堵したり。ダラダラーっとした時間を楽しみます。

取組ごとに大きな拍手が起きる国技館では、コロナ禍は完全に終わったんだなぁと思うノーマスクでの大声援なども飛び交っており、久々に「相撲の酔っ払い客ウザイですね…」というイラッを思い出したのを含めて、相撲感を大いに味わうお出掛けとなりました。帰りがけには引き上げる力士たちが気さくにサインや写真撮影に応じる姿も見受けられ、相撲キッズたちの笑顔をたくさん見られました。競技団体によっては帰りがけに選手がサインや記念撮影などしたら怒られそうな話ではありますが、この大相撲ならではのガバガバ感がいいなと思いました。こういうガバガバ感が戻ってきたこと、素直に嬉しく思います。キッチリしているのもいいですが、テキトーなのも悪くない。山盛りのミレーとともに、そんなことを思う大相撲観戦なのでした。

↓話題の落合さんのザンバラ髪を見ました!


↓優勝候補と思っていた朝乃山は不覚の黒星!


↓久々出場の横綱・照ノ富士は元気でした!


↓何やわかりませんが、フジテレビの「ぽかぽか」の番宣の懸賞が出ていました!


「ぽかぽか」はやりたい放題ですな!

こちらもいろいろとガバガバ番組なので僕は嫌いじゃないです!


キッチリした世のなかに疲れたときには大相撲がちょうどいい癒しです!