GNUプロジェクトは現地時間2023年5月11日、GNU Wgetバージョン1.21.4のリリースをメーリングリストで報告した。なお、Wgetの最新版はバージョン2.0.1で名称もwget2に変更している。ソースコードはtgz形式とlzip形式の二種類を用意(リンク先はミラーサイト)。軽微なバグや機能修正を図った。

GNU Wget バージョン1.21.4

新たに"Temporary failure in name resolution"に代表されるホストエラーを一過性のエラーと見なす「--retry-on-host-error」を追加し、バージョン1.12以降のtext/cssのファイル末尾が.cssであることを確認する仕様変更に伴い、非推奨のオプション「--html-extension」を「--adjust-extension」に更新した。また、読み込みバッファーサイズを64キロビットに拡大し、ギガビット環境のでダウンロードを高速化させている。