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子どもが部活に入ることになった場合、応援したい気持ちはありつつも、一体どのくらい費用がかかるのか気になるママもいるのではないでしょうか。ママスタコミュニティにもあるママからこんな質問が寄せられました。

『部活は何部が一番お金かかりますか。みなさんはどう思いますか?』


投稿者さんは、子どもが中学校か高校に進学し、部活に入ることを見越して質問を寄せてくれたのかもしれませんね。親としてどのくらいの初期費用を準備をしておけばいいのか、また部活を続ける上でどのくらい費用がかかるのか気になりますよね。この質問にママたちからはさまざまな回答が寄せられました。

うちの子の部活はさほどお金はかかっていないよ

『テニス部の息子はラケット、シューズ、ガット代にかかるだけだから大したことないかな』


『うちはバドミントンだけど、ラケットとシューズしか買ってないし、そんなかからないわ』


『うちは弓道部だったけど、さほどかからなかったな』


こちらのママたちは子どもが部活に入り、実体験としての出費を教えてくれました。初期費用にかかる道具代以外はとくにかからず、「思ったよりも費用がかかっていない」と感じているようですね。学校のグラウンドで練習ができたり、大会に出る回数が少なかったりという場合は、初期費用にかかる道具代にプラスアルファかかると見越しておくといいのではないでしょうか。

吹奏楽部は楽器購入の初期費用が高い!

『吹奏楽。先日楽器を買って50万円。部費、父母会費、合宿、ホール練習や大会へ行くまでの交通費。とにかくかかる』


『楽器に100万円弱かかった。コンクールに出るとなるとホール練習や楽器運搬、ホールまでのバス代とかで全国まで行くとコンクール費用で13万円ぐらいかなー。あとは部費ね』


『楽器もピンキリだよ。うちは30万円ぐらいの安いものを使ってるけど、100万円超えのものを持ってる子もチラホラいる』


費用のかかる部活としてもっとも声が多かったのが、吹奏楽部でした。吹奏楽部は楽器を購入することで、一気に費用が跳ね上がるようですね。なかには楽器に100万円をかけた人も。部活動の費用としてはたしかに高額ですね。とはいえ楽器もピンからキリまでありますし、購入が必須ではない部活もあるでしょう。子どもがどの程度楽器に向き合いたいのか。焦って買わずに子どもの様子を見極めた上で、購入を検討するのがいいのではないでしょうか。

吹奏楽部以外で費用がかかる部活は?

『ゴルフ部、馬術部はお金がかかる。ゴルフ部はグラウンドに出るから、1回数万円とか聞いたことある』


『サッカー部は意外とお金がかかる。うちの学校の場合はグラウンドは野球部が優先して使うため、外部のグラウンドを借りるので使用料が発生する。試合用ユニフォームと練習用ユニフォームやスパイクやリュックや移動用のジャージだけでも10万円近く。こんなにもかかるとは思ってなかったのでビックリした』


『私は中学のときは剣道部だったけど30万円くらいだったかな。防具もピンキリだけどね』


『スポーツで一番お金かかるのはアイススケートだと聞いたことある。靴につける刃が高額でそれも3ヶ月でダメになるとか。リンク代や衣装とかもバカにならないそう』


吹奏楽部以外にも「アイススケートやゴルフ部、馬術部などは費用がかかる」といった声も寄せられました。ゴルフ部は道具代もさることながら、グラウンド代の費用がかかるようですね。さらに子どもがサッカー部に所属するママからも「想像以上に費用がかかっている」といった声も寄せられました。費用がかからなそうな部活ほど、費用がかさんだときの衝撃は強そうです。事前に部活の先輩などに確認しておくと、想定外の出費で困ることはなさそうです。

強豪の部活に入ると出費がかさむことも

『何部と言うより強豪か弱小かで雲泥の差が』


『うちはバレー部。ある程度の強豪だと、学校が休みになれば遠征遠征で、宿泊費とバス代と食費と……って、何万円もかかる。公立高だから、経験ない子が友達に誘われて知らずにそういう部活に入っちゃって、親がビックリするパターンあり』


『野球はバット3万台、グローブ2万円から6万円、スパイク2万円。遠征費多いから。県外とか寮生活になれば、さらにかかるよ』


『うちはこの夏、合宿3回で計17万円だよー。あくまで振り込む額だけで、お小遣いやウェアの買い足しは別。ほかに毎週遠征の交通費や、部費や靴などの消耗品等も別』


「部活が強豪だと大会に出る回数が増えるため、遠征費がかかる」といった声も寄せられました。1回の遠征で、宿泊費やバス代、食費込みで数万円かかるようです。毎月遠征に行くとなると、結構な出費になりそうですよね。もし強豪の部活であれば、事前にどのくらいの遠征に行くかを調べておくと安心なのではないでしょうか。部活の年間スケジュールがわかれば、おおむねの費用も計算できるので、急な出費に慌てることは少なくなりそうです。

道具代やグラウンド代が高額な部活はあるものの、どの部活でも活動の頻度や遠征費によって、費用にばらつきがあるようですね。親としては子どもが部活に入る時点で、どのくらいの費用がかかるのかを事前に調べておくのがよさそうです。また子どもにも、どのくらいの費用がかかっているかを理解してもらうことで、部活の道具を大切に扱ってくれるようになるかもしれませんね。

文・安藤永遠 編集・みやび イラスト・Ponko