気温が上がり、過ごしやすい日が増えたことで家族でのお出かけを予定している方も多いのでは? ここでは、昭和の世界観が楽しめると大人気の『西武園ゆうえんち』で開催されている体験型イルミネーションをレポートします。

 いよいよ4/9まで!西武園ゆうえんちのイルミネーション

 今回訪れたのは、昭和の世界観が楽しめると大人気の『西武園ゆうえんち』。SNSなどでも話題になっていたことから、実際に訪れた方や気になっているという方も多いのではないでしょうか。

【写真】幻想的なイルミネーションにうっとり

●ストーリー性の高い「和」のイルミネーション

リニューアル後の人気はとどまるところを知らず、ついに総来場者数が4000万人を突破!(※1981年からの累積)。今年はその感謝の気持ちを込めて、「とびっきりスゴYEAR!」としてさまざまなエンターテインメントが予定されています。

しかし、始まるイベントがあれば、残念ながら終了するイベントも存在…。それが2021年5月のリニューアル以降、初のイルミネーションイベントとして話題を呼んだ「メモリー・オブ・ライト」です。

イルミネーションといえども、そこは「ライブイベント」にこだわり続ける西武園ゆうえんち。アッと驚くような仕掛けが多数存在! そこで今回は見どころを簡単にご紹介させていただきます。

「メモリー・オブ・ライト」の物語は、昭和の街並みを感じさせる「夕日の丘商店街」のたばこ屋からスタート。お店の窓には影絵が美しく映し出され、店主の千代子さんが、どんな願いもかなえてくれる「願いの木」について語り始めます。

こちらは「願いの木」があるという神秘の森の入り口です。スモークに青い光が照らされ、外界との境界線が表現され、そのなんとも言えない不思議にまさか異世界につながっているのでは…? とワクワクドキドキ。この先の展開を期待せずにはいられません。

●とにかくすごい、演出の数々

神秘の森に足を踏み入れたらそのあとは、“木・火・金・水・土”の神さまのお告げを聞きながら「願いの木」を探しに行くのですが、それぞれのエリアの演出がとにかく圧巻!

プロジェクションマッピングやレーザーといった最新技術はもちろんのこと、スモークバブルに照明を投影する光の玉など、非日常を味わえる特別な光体験をすることができます。

たとえば、「火の神」エリアでは、自分でつくった影絵が動き出すなどの参加型の体験が可能。物語を楽しみながらも自身が参加できるということもあって、子どもはもちろん大人も大興奮! 緑の木に赤色の光が映え、その暖かい色味から気温も少し高く感じたり…するかもしれません。

最大の見どころは空中に無数の光の玉が一斉に舞い上がるこの瞬間。スモークバブルに高輝度の照明を投影することで実現された、ふわふわと漂う光の玉は、とても幻想的で夢のなかにいるような気持ちに。優しい光に包まれながら、驚きと感動体験ができます。

イルミネーションといえば、「見る」ことが多いと思いますが、それに加えてストーリーに参加するという体験型になっているので、光の“ライブエンターテイメント”が楽しめます。主人公になったような気持ちにさせてくれるのも推せるポイントですよ。

ちなみに、「メモリー・オブ・ライト」は、園内をぐるっとめぐるのですが、その距離はスタートからゴールまで約1.3km! 想像以上に歩くので、動きやすい服や靴で参加するのをお忘れなく…。

●夜の遊園地にテンションも上がる!

そして、もうひとつ注目してほしいのが「夜の遊園地」ならではの景色。ドラマのようなロマンティックな雰囲気が漂う夜のメリーゴーラウンドなど、乗り物も明るい昼間とはまた違った園内を満喫することができます。

また、バラ園では、花々が美しくライトアップされて大人の雰囲気が漂う空間に。昼間も十分キレイですが、この夜の風景もひと味違ってとてもいいですよね。ベンチもあるので、一呼吸整えるのにも◎。

「ゴジラ・ザ・ライド」の夕陽館も雰囲気があるこんな感じにライトアップ。ゴジラの看板が怪しく光、なにかが起こりそうな予感がします…! 夕陽館は入り口から見ることができるので、その景色を見ながら1日を振り返るのもよさそうです。

物語に没入しながら、普段とはひと味違った園内を回る「メモリー・オブ・ライト」もいよいよ4月9日まで。イルミネーション=冬を連想される方も多いかと思いますが、心地よい季節だからこそ「イルミネーション」を楽しんでみてはいかがでしょうか。家族の大切な思い出になること間違いなしです!