年齢を重ねると、クセやうねりで前髪が決まりにくくなることが。「一発で前髪を決める簡単な方法があります!」と話すのは、女性の髪問題に詳しいヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター・八木花子(八木ちゃん)さん。今回は、50代の読者をモデルに、前髪の正しいセットを教えてもらいました。

前髪がうまく決まらないときにやってほしいこと

八木ちゃん:今日はお客さまにもよく聞かれる質問「前髪がうまく決まりません」におこたえします。

さとゆみ:人って相手の目を見て話をするので、前髪が一番人目につくんですよね。だからこそ、前髪が気に入らないと、一日中もやっとした気持ちになってしまう。

八木ちゃん:そうなんですよ。また、年齢を重ねると、顔まわりの毛にクセやうねりが出やすくなるんですよね。なので、20代、30代の頃はそこまで気にしなくても、さらっとおろしたり流したりできた前髪が、決まりにくくなるんですよね。

さとゆみ:対処法を知りたい!

●1:前髪の根元を水で濡らす

八木ちゃん:朝起きて、お出かけ前にスタイリングするところから、スタートのつもりで聞いてください。最初に前髪の根元を水で濡らします。霧吹きなどがあれば、それで濡らしてもいいですし、普通に指で水道水をつけるだけでもいいですよ。ポイントは、毛先だけではなく、根元を濡らすことです。

さとゆみ:この連載ではおなじみですが、髪のクセやうねりって、根元にアプローチしないと、直らないんですよね。

●2:根元を指でこすりながら乾かす

八木ちゃん:そうなんです。ですので、根元をしっかり濡らして、その根元を指で左右にこするようにしながら乾かします。

八木ちゃん:このように、根元をこすって乾かすことで、根元の生えグセがなくなります。

●3:流したい方向と逆方向に乾かす

八木ちゃん:次に、実際に髪を流したい方向と逆方向に前髪を引っぱって乾かします。

さとゆみ:これはもしや…!

八木ちゃん:これもこの連載でおなじみですよね。反対側に流すクセを先につけておくことで、逆に流したときに根元がふんわり立ち上がるんです。

さとゆみ:毛量が増えたように見えるので、おすすめのテクニック!

●4:前髪を流したい方向に流す

八木ちゃん:そして最後は、前髪を流したかった方向に流して完成です。

さとゆみ:スタイリング剤をつける必要はある?

八木ちゃん:もし、このドライヤーでのセットだけで前髪が落ちてきやすい人は、ワックスなどを指の腹につけて、髪をつまむようにすると、安心です。

さとゆみ:美しく仕上りましたー! 短めの前髪も、こんなふうにきれいにセットできるとオシャレ感出ますね。

八木ちゃん:前髪が決まらない人、ぜひ参考にしてください。