業務スーパーで販売されている『冷凍かき』をご存じでしょうか。

殻を剥いた韓国原産の牡蠣です。必要なぶんだけ使いやすいバラ凍結で、粒の大きさも及第点。旨みの濃さを含めてそつのないクオリティなので、鍋や牡蠣カレーなどにたっぷり使いたいときに重宝しますよ。

『冷凍かき』の価格・コスパは?

『冷凍かき』は1,598円(税込、税抜980円)で販売中。内容量は800g、カロリーなどの栄養成分表示は未記載。神戸物産が韓国から輸入・販売するプライベートブランド品。

以前紹介した際の商品は1,166円(税込)だったので、37%ほどの値上がり。コスパ(単価)は100gあたり約200円。ちなみに国産品の『広島産 中粒かき』(400g・895円・約224円/100g)も同様に値上がり傾向です。

『冷凍かき』の調理方法は?

必要な量を別容器に移し、冷蔵庫に約60分置いて自然解凍したあと、レシピに応じた方法で加熱調理するだけ。急ぐ場合は塩水を張ったボウルに約5分浸けて解凍してもOKです。

表面に品質保持用の氷衣が付いており、解凍時には多めの水分が滲み出るため、フライや炒め物の場合は事前にキッチンペーパーで水分を拭き取るのが無難ですね。

『冷凍かき』の味・食感は?

加熱しすぎなければふっくらした食感が十分に楽しめる平均的なサイズ感。ふわっと柔らかな口当たりに続いて、独特のミルキーな旨みがしっかりと広がります。国産品に比べれば若干あっさりしている印象ですけど、変な臭みや苦味の強さなども気にならない、食べやすい味わいです。

バター醤油炒めなどの簡単なレシピはもちろん、鍋物や汁物に入れて出汁の味わいを楽しむ用途にも問題なし。比較的優しいまろやかな風味が行き渡ります。味噌煮込みなどのこってりレシピに使っても、ちゃんと味付けが滲みてくれますね。

解凍したあとそのまま投入できるので、やはり煮込み系に最も使いやすいかと。牡蠣カレーの具材なんかもおすすめの使い方です。どうしても個性は弱いものの、そのぶん苦味や磯っぽい香りといったクセになる部分も目立たない一品。値上がり幅が厳しいですけど、多めに牡蠣を確保したいときには引き続き手堅い選択肢ではありますよ。

特徴をまとめると以下のようになります。

殻を剥いてバラ凍結した加熱調理用の冷凍輸入牡蠣ふっくらジューシーな食感と優しい旨みでクオリティは及第点濃厚感は普通だけど磯っぽさや苦味が弱いのでレシピを選ばず使いやすいクオリティを重視するなら『広島産 中粒かき』(400g・895円)がおすすめ