Wordでダミー文章を一瞬で作成する! サンプル文書の作成に超便利な方法

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ビジネスシーンでは、クライアントにわかりやすく説明する目的などで、サンプル文書を作成する機会が意外に多い。

Microsoft Wordでサンプル文書を作る際、一般的にはテンプレートを活用しているケースが多いが、ダミー文章だけのサンプル文書を用意したいケースも多く、そうしたケースではテンプレートは使えない。

そこで便利なのが、ダミーの文章を自動的に作成してくれる機能だ。

実は、Wordでは関数のような数式を入力するだけでダミー文章を一瞬で作成することが可能なのだ。

今回は、Wordでダミーの文章を簡単に入力する便利機能をご紹介しよう。


Wordで関数!? 謎の数式でダミー文章を瞬時に入力
Wordでダミー文章を簡単に作成するには、「=rand()」と入力するだけでOK。
一見すると、Excelの関数のようにも見えるが、この数式だけで一瞬でダミー文章を入力できるのだ。

必要に応じてカッコ内に引数を設定し、段落数や段落内の文章数も指定できる。

1.文章の開始地点で数式を入力

文章を挿入したい場所にカーソルを移動し、「=rand()」と入力して、「Enter」キーを押そう。




2.ダミー文章が作成される

下の画面のように、瞬時にダミー文章が入力されるしくみだ。




3.段落数や文章数を指定することも可能

「=rand(30,3)」のように、カッコ内に引数を設定することで、段落数と段落内の文章数の指定もできる。
この例では、段落内の文章数3つで30段落のダミー文章を作成できる。




4.引数に応じたダミー文章が作成される

引数を設定した形式で入力し、「Enter」キーを押すと、このように指定した量でダミー文章が作成される。




Wordでサンプル文書を作成したい場合、なかなか適当な文章が思い浮かばないものだ。
かといって、小説などの文章を拝借すれば、著作権法に抵触してしまう。

そんなとき、今回ご紹介したダミー文章の作成機能を利用すれば、簡単にサンプルが作成できるので非常に便利だ。




執筆:しぶちん(ITライター)