業務スーパーで販売されている『香辣醤(シャンラージャン) 太刀魚』をご存じでしょうか。

タチウオの切り身を油で揚げて、香辣醤風の味付けで仕上げた缶詰食材です。香辣醤(シャンラージャン)とは、豆板醤をベースに各種スパイスで香りを足した中華調味料の一種なのだそう。あっさりクセのない辛味が特徴で、お酒にも料理の具材にも合いますよ。

『香辣醤 太刀魚』の価格・コスパは?

『香辣醤(シャンラージャン) 太刀魚』は159円(税込、税抜148円)で販売中。タチウオの固形量は75g、調味液を含めた総容量は100g。合計カロリーは270kcal(脂質 17.1g、炭水化物 13.1g)。神戸物産が中国から輸入・販売するプライベートブランド品。

『香辣醤 太刀魚』の風味・食感は?

油で揚げたあと調味料を絡めたタチウオの切り身が3〜4切れほど入っています(個体差あり)。タチウオの身は引き締まった口当たりでありながら、口の中でほぐれるような柔らかさもある良食感。若干油っこいものの、オイルサーディンのような独特の風味の奥行きがあって、淡白なタチウオの旨みもしっかりと引き立って感じられます。

豆板醤の辛味をベースにトマトペーストや砂糖で甘みを足した味付け。そこに生姜やクローブで香りを付けた、さっぱり軽めの甘辛テイストです。豆板醤以外に中華系スパイスは使われておらず、風味の本格感はいまいち。もともと香辣醤はあっさり系の中華調味料なので、それをイメージしてマイルドな味わいに仕上げてあるようです。

おつまみやパスタ食材にアレンジしたい

豆板醤の辛味と刺激感をじんわり残したまま、優しく落ち着いた味わいにした親しみやすいおいしさ。おつまみ系缶詰としても食べやすい部類で、そのまま酒の肴にするのにはぴったり。トマトが強いので洋風レシピにも活用可能で、パンやクラッカーにのせてカナッペ風にアレンジしても意外と美味です。

わりとしっかり調味液が入っているため、タチウオをほぐしてまるごとパスタに絡めるのもおすすめ。魚介の旨みがあるトマトソース風の味わいに仕上がります。中華としての本格感は微妙ですけど、優しい味わいのおかげでアレンジしやすさが際立った一品ですよ。

特徴をまとめると以下のようになります。

揚げたタチウオの切り身を甘辛く味付けした缶詰食材豆板醤の香りと刺激をトマトなどでまったり優しく仕上げた味わい魚介の旨みは引き立ってるけど、中華系の香辛料が弱くて若干チープ中途半端なバランスながら、洋風レシピにも活用しやすいのが長所