【海外発！Breaking News】「クッキーモンスターに近寄らないで」迷惑行為を続ける男、警察が市民に注意喚起（米）
不気味なクッキーモンスターが現れたのは、米カリフォルニア州サンタクルーズ市周辺の海岸沿いだ。頭の先からつま先まで真っ青な着ぐるみに身を包んだこの男は、人々に卑猥な言葉を叫び、嘲るような態度を取っているそうだ。また子連れの家族には一緒に写真を撮らせ、脅して支払いを強要したケースも報告されている。
サンタクルーズ警察はこの男の迷惑行為について多数の苦情が寄せられたため調査を行ったが、その結果、クッキーモンスターに扮しているのはアダム・サンドラー（Adam Sandler、59）という男であると判明した。同警察はFacebookで「アダム・サンドラーのアメリカ国内における経歴に基づき、この人物に近寄らず、関わらないように忠告します」と投稿しており、また同姓同名の米俳優アダム・サンドラーとは無関係であると補足している。
アダムはセサミストリートの生みの親であるロイド・モリセット氏（Lloyd Morrissett）が先月に亡くなってから、クッキーモンスターの着ぐるみを着て姿を見せるようになったという。地元で働くマークさん（Mark）は「アダムはロイド・モリセットさんが亡くなったことを悲しんでいました。それから何度も現れるようになり、アダムに関する苦情が出始めたんです」と話している。
実際にアダムの姿を見たというミシェル・ロバーツさん（Michelle Roberts）は「最初は一緒にセルフィーを撮ったら楽しそうだと思いましたが、彼から離れて埠頭の奥まで行くと、騒ぎを起こして人々を困らせている彼の姿が見えたんです」と当時を振り返った。
そんなアダムは2010年代半ばに“ダン・サンドラー（Dan Sandler）”と名乗り、サンフランシスコでエルモの着ぐるみを着て観光客の写真撮影に応じていた。しかし観光客がチップの支払いを渋ると、アダムは暴言を吐くなどの悪態をつき周囲の人々を困らせていた。またアダムはニューヨークのタイムズスクエアでもエルモの格好をし、反ユダヤ主義的な中傷を行っていたことから“邪悪なエルモ（Evil Elmo）”と呼ばれるようになった。
さらにガールスカウトに対して金銭を要求するため「ガールスカウト組織がカンボジアでレイプキャンプを運営している」という噂を流して恐喝したことにより逮捕され、1年間を刑務所で過ごした経歴があると報道されている。当時の裁判では「罪を犯したことは認めますが、ガールスカウト組織に対して申し訳ないという気持ちは一切ありません」と信じ難いコメントを残していた。
サンタクルーズ警察は「今のところアダムはサンタクルーズ市内で犯罪行為をしていない」と公表している。
画像は『Santa Cruz Wharf 2023年2月22日付Facebook「Public Service Announcement」』『New York Post 2023年2月22日付「‘Creepy’ Cookie Monster terrorizing town, cops warn: ‘Steer clear’」（REUTERS）（Gregory P. Mango）』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部 iruy）
