仲間との口論の末の悲劇…元オーストリア代表MFが頭部を撃たれ死去、その後犯人も自らを撃ち他界

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かつてオーストリア代表としても活躍したヴォルカン・カーラマン氏が路上で射殺された。43歳だった。

ドイツ『シュポルト・ビルト』によると、カーラマン氏は8日の夜にオーストリアのウィーンにあるバーを訪れたとのこと。カーラマン氏は知人と口論となりエスカレート。その知人が銃でカーラマン氏の頭部を撃ち抜いたという。

報道によれば、女性に関する口論が行われていたとのこと。撃った知人もその後に自身にも銃を向けて自殺したという。

オーストリア警察は事件の捜査を行っており、スポークスマンは「我々は現場に呼ばれたが、蘇生の試みは全く意味をなさなかった」とした。

カーラマン氏はオーストリア・ウィーン、フェイエノールトの下部組織で育った後、オランダのエクセルシオールでキャリアをスタート。トルコのトラブゾンスポルやオーストリア・ウィーン、ザルツブルク、LASKリンツなどでプレー。2014年1月に現役を引退した。

オーストリア代表としても3試合プレー経験があるカーラマン氏は、引退後は指導者に転身。2022年6月までウィーンにあるオストバーンXI で指揮を執っていた。

かつて所属したオーストリア・ウィーンは「ヴォルカン、安らかに」と追悼した。