砂漠化は深刻だが、対処できる
![24日、日本外国特派員協会で講演するハマ・アルバ・ディアロUNCCD事務局長(撮影:佐谷恭)](https://image.news.livedoor.com/newsimage/8/e/85136e96c8be48653f-m.jpg)
ディアロ氏は、砂漠化の問題を「サイレントキラー(沈黙の殺人者)」と表現。砂漠化は生物多様性の喪失や地球温暖化など、その他の地球環境問題との関連も深く、放置すれば知らぬ間にに人間が生活できる環境が少なくなると述べた。また、砂漠化のスピードは年々早まっており、状況はより深刻化しているという。
2006年は、国連が定めた「砂漠と砂漠化に関する国際年」。ケニア・ナイロビや中国・北京など、世界各地で会議やイベントが開かれている。国内では、25日に東京都渋谷区の国連大学で「砂漠とともに生きるII―乾燥地科学と現場での取り組み」と題する国際シンポジウムが開かれたほか、26日から鳥取でも国際会議が開かれる。また、東京都渋谷区の国連大学ギャラリーでは、31日まで「砂漠とともに生きる」と題する写真展が開催され、世界の砂漠、砂丘で集めた貴重な砂や種子などが展示されている。【了】