「食」をテーマに栃木県と茨城県を中心にした企業の商品を紹介する商談会が2日、宇都宮市で開かれました。新型コロナウイルスの影響で対面での開催は4年ぶりです。

 商談会は足利銀行と常陽銀行を傘下に置くめぶきフィナンシャルグループが開催。取引先の開拓につなげようと、栃木と茨城を中心に約120の企業が出展しました。新型コロナによって2020年からオンラインで開かれてきたため対面での開催は4年ぶりで、それぞれの企業は地元の食材を生かした新商品などをバイヤーに売り込んでいました。

 チョコレート味やイチゴ味など、さまざまなあんこを製造している那須烏山市の池田屋商店はパンにもぬれるペースト状のあんこを新たに開発し、学校給食での活用も目指しています。また、下野市の伊澤いちご園はイチゴをはじめ素材にこだわったジェラートやどら焼きのバターサンドを出品しました。

 新型コロナの影響があり出展した企業は4年前の半数ほどですが、訪れたバイヤーは実際に商品を手に取って香りや味を確かめていました。