宇都宮市の小学校でこの春、学びやを巣立つ子どもたちが1日、卒業記念としてアニメーションの制作を行いました。

 宇都宮市の岡本小学校では、コロナ禍で自粛されていた卒業制作を去年から再開しました。前回は切り絵でしたが、今回は6年生33人がアニメーションに挑戦です。卒業制作は宇都宮美術館の企画として行われたもので、小学校でアニメーションを作るのは初めての試みです。講師を務めたのは、国内外で版画アニメーションの作家活動を行っている宇都宮市在住のmiiyaさんです。

 miiyaさんの指導の下、児童一人一人が1コマずつ原画を作り、最後に全員分を合わせてアニメーションにします。まずmiiyaさんが作ったネコが走る姿をかたどったステンシルと呼ばれる型紙に、児童たちが思い思いの色をのせ原画を作っていきます。そして、その一コマ一コマを写真で撮影。パラパラ漫画と同じ原理で動画にしていきます。みんなで作った初めてのアニメーションに児童たちは満足そうな表情を見せていました。

 卒業制作のアニメーションはこの後、6年生全員にデータで配布されるほか、2月8日の授業参観で公開されるということです。