宇都宮工業高校は令和5年度に創立100周年を迎えるに当たって、生徒たちが宇都宮市の未来の姿をテーマにまちづくりの研究に取り組んできました。同校で31日、研究の成果が発表されました。

 研究発表会は、宇都宮工業高校の3年生が課題研究の授業で学んできた成果を、1年生と2年生に発表するものです。宇都宮工業高校は2023年11月に創立100年を迎えることから、その記念事業としてさまざまな分野の知見を結集し都市モデルを発案する「宇都宮の未来都市構想」に取り組んでおり、研究課題ごとに分かれた9つのグループが成果を発表しました。

 発表会では環境土木科のグループが、宇都宮工業高校を中心とした雀宮地区を3Dプリンターなどを使って製作した模型で、未来の町を表現しJR雀宮駅にシンボルタワーを建設するなどのまちづくりを提言しました。また、新たなモビリティの一つとして人が乗ることができる「有人ドローン」の製作に、およそ40人で取り組んだグループからは、2022年8月に60キロの重りを乗せたドローンの飛行に成功したことが報告されました。さらに来年度(令和5年度)、「有人飛行」に挑戦することが発表されました。