高校生が育てた牛肉やお米の品質を競う全国大会で、それぞれ最優秀賞と金賞を獲得した矢板高校の生徒が31日、矢板市の齋藤淳一郎市長に結果を報告しました。

 矢板市役所を訪れたのは、矢板高校・農業経営科の3年生9人です。畜産や作物を学ぶ生徒たちは、今月(1月)開かれた和牛の肉質などを競う「和牛甲子園」の枝肉評価部門で全国40校の中から栃木県内初の最優秀賞に輝きました。肉質やサシ、肉の付き方のバランスがよいことなどが高い評価を得ました。

 また、2022年12月に開かれたコメの食味を競う「お米甲子園」では、80校の中から最高賞に次ぐ金賞を飾りました。矢板高校が金賞を受賞したのは5年ぶり・2回目で、今回は「縁結び」という品種を出品し、粒ぞろいで大きくもちもちとした食感と甘みが評価されました。

 矢板市の齋藤市長は「全国的な活躍は矢板市民の大きな誇り。将来は専門分野を活かしながら、矢板市や栃木県の発展に貢献してほしい」と称えました。