高齢化が進む那須町で２６日、１月３０日に開設するサービス付き高齢者向け住宅の完成記念セレモニーと内覧会が行われました。

　サービス付き高齢者向け住宅の「ひろばの家・那須１（いち）」は、那須町豊原丙の旧朝日小学校を改装してつくった交流拠点「那須まちづくり広場」の一角にあります。２６日のセレモニーと内覧会には那須町の平山幸宏町長や共同事業者、入居を検討する人など約７０人が参加しました。

　全部で４９戸からなるこの住宅は、介護などの必要がない６０歳以上の人を入居の対象としています。シンプルかつ木のぬくもりが感じられる室内は段差をなくし、高齢者が安心・安全に暮らせる設計です。敷地内にはヘルパーなどの資格を持つ専門のスタッフが常駐していて、毎日の安否確認や緊急時などにも対応しているということです。

　一方、「まちづくり広場」には地域住民など誰でも利用ができるマルシェやカフェ、ブックギャラリーなどもあり、入居者は少ない移動距離で施設内外の人と交流ができます。３０日に開設予定の「ひろばの家・那須１（いち）」は４９戸のうち、既に４５戸の入居が決まっていて現在も入居者を募集しているということです。