福田富一知事は２４日、定例の会見を開き、全国的に猛威をふるう鳥インフルエンザの対策として栃木県内の養鶏場すべてに消毒用の消石灰を配布すると発表しました。

　今シーズン、県内の養鶏場では発生は確認されていませんが全国ではすでに過去最多の殺処分数となっていて県は２０２２年１１月４日県内の農場に対して家畜伝染病予防法に基づき消毒命令を出しています。

　消石灰配布の対象は県内の養鶏場すべての３１１カ所で、合わせて１２６トンを準備ができ次第配布します。また、渡り鳥が感染源となることから農場の周辺およそ１キロ以内にある５１のため池の管理者や持ち主に対し水を抜いたりテグスを張ったりするなどの飛来防止策を求めています。県畜産振興課によりますとこれまでに４０カ所のため池で対策が取られているということです。