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 金曜午前にバイエルン・ミュンヘン一行が冬季合宿地カタールへと向かう際、21名の選手の中には新加入のデイリー・ブラントの姿も見受けられた一方で、今冬にそのカタールで開催されたワールドカップ決勝に参加したダヨ・ウパメカノやキングスレイ・コマン、ベンジャマン・パヴァールといったフランス代表勢については後ほど現地にて合流。そのフランス代表参加中に負傷したリュカ・エルナンデスやブナ・サール、サディオ・マネマヌエル・ノイアーといった負傷組はこのままミュンヘンにとどまり、リハビリを継続していくことになるという。

4つの守備陣で6選手が離脱

 またヌゼア・マズラウイはW杯参加中のコロナ感染の結果で心膜に炎症を抱えたことがクラブのチームドクターによって判明しており、ドイツの大衆紙ビルトによれば25歳のモロッコ代表DFは少なくとも、4〜6週間の離脱を余儀なくされるという。カタールワールドカップではむしろ辛い経験を味わい再起をはかりたい選手が多い中、ナーゲルスマン監督にとっては4つのDFのポジションで6人の選手が不在という形で土曜日から練習スタート、加えてマルセル・サビッツァもインフルエンザのためしばらく離脱となっている。

ノイアーの穴埋めは「途方もなく困難」

 オリヴァー・カーン代表はドイツの大衆紙ビルトに対して、「マヌエル・ノイアーの代わりになる選手を、冬季期間中に見出そうというのは途方もなく困難なプロジェクトだ。シーズン中にナンバー1GKを手放そうと考えるクラブはそうない」とコメント。新戦力候補ではノイアーのバックアップにはこれ以上甘んじたくはないアレクサンダー・ニューベルのASモナコからの早期復帰や、スイスのブリック紙によればグラードバッハの守護神ヤン・ゾマーに2025年までの契約を提示との報道もなされている。ただいずれにしても現状においてはあまりに不明な点が多い。

ノイアーの現状と交渉のバランス

 たしかに2024年まで契約を締結しているノイアーが順調にきていれば、そのままバイエルンの先発GKを務め続けることだろう。だが脛骨と腓骨の骨折による離脱期間が不明である37歳が、復帰後も先発であり続けるか?との問いには「万全であれば彼がワールドクラスであることは誰もが知ることだ」とやや明言を避けた格好となっている。それに加え「スウェン・ウルライヒはこういった状況に慣れており、信頼できるクオリティをもったゴールキーパーだ」と2024年まで契約を延長した34歳に対する信頼感についても強調。実際に今季ノイアー不在の中でブンデス3試合、CL3試合、ドイツ杯2試合のいずれもバイエルンは勝利をおさめている。

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- FC Bayern München (@FCBayern) January 6, 2023