Illustrator(イラレ)でオブジェクトの複製(コピー)や、等間隔に配置する(繰り返し)方法を紹介します。■使用する機能 複製「option(WinはAlt)+ドラッグ」、水平垂直複製「「option(WinはAlt)+shift」+ドラッグ」、繰り返し「command(WinはCtrl)+D」目次1.オブジェクトを簡単に複製する方法オブジェクトを複製(コピー)する簡単な方法は、選択ツールを選び、optionキー(Macの場合。WindowsではAltキー)を押しながらオブジェクトをドラッグすることです。ドラッグしている最中はカーソルが黒と白に変化します。これが複製するときのカーソルです(図1)。図1ポイントドラッグの途中で、optionキー(Macの場合。WindowsではAltキー)を離してしまうと複製できません。「移動前にoptionキーを押し始めて、移動後に離す」と意識しましょう。2.オブジェクトを「水平・垂直・斜め45度に複製」するoptionキーを押しながらオブジェクトをドラッグして複製する方法では、水平・垂直方向に複製したくても、ズレてしまう場合がほとんどです。水平・垂直・斜め45°の方向に複製する場合は、選択ツールを選び、option+shiftキー(Macの場合。WindowsではAlt+shiftキー)を同時に押しながらオブジェクトをドラッグして、移動したらキーを離します(図2)。図23.オブジェクトを「連続で複製」するレイアウト作成時など、「一度複製したオブジェクトを次々と複製したい」という場面はよくあります。この場合は、オブジェクトを複製した後に、command+Dキー(Macの場合。WindowsではCtrl+Dキー)を押すと、繰り返しの複製ができます(図3)。図3このショートカットキーは「直前の動作を繰り返す」という操作です。たとえば、直前の動作で「オブジェクトを右方向に20px複製」していた場合(図4)、command+Dキー(Macの場合。WindowsではCtrl+Dキー)を押すたびに、右方向に20pxの位置で複製します(図5)。図4図5移動距離も正確に繰り返すため、簡単にオブジェクトを等間隔に配置することができます。以上、Illustratorでオブジェクトの複製(コピー)や、等間隔に配置する方法でした。使用頻度の高い操作なので、必ずショートカットで覚えましょう。
●構成:編集部、専門学校講師のイラレさん ●制作:専門学校講師のイラレさん ●編集:編集部