会場に集まったファンらにあいさつするリン・チーリン

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(台北中央社)女優でモデルのリン・チーリン(林志玲)が9日、台北市内で自身の著書「剛剛好的優雅」のトークイベントに出席した。台湾で公の場に登場するのは約2年ぶり。「ちょうどいい優雅」という意味の書籍のタイトルにちなみ、「優雅ではなかった」経験を告白した。

今年1月に第1子男児の出産を発表したチーリン。この日は「子供に休暇をもらって」やっとイベントに出席できたのだと冗談交じりに話した。

書籍には、夫で人気グループEXILEのAKIRAとのやり取りなど、プライベートのエピソードが多くつづられている。夫婦間で意見が合わない時があってもけんかしたことはないというチーリン。「たぶん私の日本語があまり上手じゃないからでしょう」と謙遜しつつ、2人の間では手を握り合う約束があると明かし、「相手の温もりを感じると、それらのことは流すことができます」とのろけてみせた。

ファンから「優雅ではない時はあるのか」と聞かれると、ベビーカーで買い物に行った時のエピソードを披露。子供がじっと座っていられないため、子供を抱きながらベビーカーを押すことも多いが、特に今夏の東京は気温が40度まで上がるほど暑く、汗をだらだら流していたという。「心の中で『誰も私のことを気付かないで。今は本当に優雅じゃないから』と思っていました」と笑った。

夫のAKIRAは台湾では「国民のお義兄さん」と呼ばれている。女優のバービィー・スー(大S、徐熙媛)と今年結婚した韓国の男性ユニット「CLON」のク・ジュンヨプにも同様の呼び名が付けられていることについて、AKIRAの「国民のお義兄さん」の座が奪われないか心配ではないか尋ねられると、「夫が奪われないならそれでいいです」とラブラブっぷりを見せつけた。

結婚後はチャリティー活動に重点を置いているチーリン。同書の売上金は、制作や印刷にかかった経費を除いて全額、恵まれない子供を支援する教育基金に寄付される。

(葉冠吟/編集:名切千絵)