筆者はWindows Insider Programが開始した2014年10月以降、Windows Insiderとして微弱ながらも貢献してきた。最近はフィードバック数も減っているが、それこそPC雑誌編集時代はベータ1、ベータ2……と次期OSが送付されるため、こぞってインストールしたものである。

筆者のインサイダーステータス。あまり褒められたものではない

以前はメインを含めた各PCをDevチャネルに登録していたが、出張先でPCが起動しなくなるバグや、Hyper-Vが使えないトラブルに見舞われることもあり、数台は安定版のまま運用している。オンライン会議や発表会に出席できる、問題なく動くPCの確保が重要だからだ。

「Windows Update/Windows Insider Program」から、Windows Insider Programへの参加が可能になる

だが、安定版Windows 11でも、Windows Insider Programへの参加をうながすページが、「設定」の「Windows Update/Windows Insider Program」として存在する。「このPCは安定版として運用」すると決めた場合、少々邪魔な存在だ。今回はこちらを非表示にしてみよう。下記手順は「設定」を終了した状態で実行する。

「Win」+「X」キー→「A」キーと順に押すか、スタートを右クリック/長押しし、「Windowsターミナル(管理者)」をクリック/タップする

以下の内容をコピー&ペーストで実行する

「設定」で「Windows Update」を開くと、「Windows Insider Program」が消えたことを確認できる

再び「Windows Insider Program」を表示させるには、「reg add "HKLM\SOFTWARE\Microsoft\WindowsSelfHost\UI\Visibility" /v HideInsiderPage /t REG_DWORD /d 0 /f」を実行すればよい。

著者 : 阿久津良和 あくつよしかず 1972年生まれのITライター。PC総合誌やDOS/V専門誌、Windows専門誌など、各PC雑誌の編集部員を経たのちに独立。WindowsとLinuxをこよなく愛しつつ、PC関連の著書を多数手がける。近年はBtoCにとどまらず、BtoBソリューションの取材やインタビューが主戦場。休肝日を設けず日々飲み続けてきたが、γ-GTP値が急激に増加し、早急な対応を求められている。 この著者の記事一覧はこちら