8月6日に待望の公開を迎えた映画『ONE PIECE FILM RED』。8月18日(木)に“クラゲ海賊団”船長・エボシ役の山田裕貴らが登壇した公開記念舞台挨拶〜クラゲ海賊団の宴〜が実施され、このたび、オフィシャルレポートが到着した。



1997年より「週刊少年ジャンプ」にて連載開始した超人気コミック『ONE PIECE』(尾田栄一郎・著/集英社刊)。コミックスの全世界累計発行部数は前人未踏の“5億部”を超え、単行本は“100巻”の大台に乗り(8月18日現在、既刊103巻)、テレビアニメも“1000話”を突破。連載は今年7月で25周年を迎え、ついに最終章に突入。原作・アニメ・映画など、この夏怒涛の“OP祭り”が展開空前の盛り上がりを見せている。そして、8月6日に『ONE PIECE FILM RED』が待望の公開を迎えた。公開初週の8月6、7日の土日2日間で、157万人動員、興行収入は22.5億円を突破。さらに、公開10日後には、興行収入70.6億円、動員505万人を突破する大ヒットを記録している。


本イベントでは、公開記念舞台挨拶〜クラゲ海賊団の宴〜と称して、本作に出演した“クラゲ海賊団”船長・エボシ役の山田裕貴と、ハナガサ、カギノテ役の霜降り明星(粗品・せいや)が登壇。



まず、公開から10日で興行収入70億円を記録し、シリーズ歴代最高興行収入となった『FILM RED』に出演していることへの想いを聞かれると山田は「本当に大好きな作品で、俳優になる前からいつか『ONE PIECE』の声をやりたいと思っていました。下積み時代に居酒屋さんでバイトをしていた時のネームプレートにも“俳優王に俺はなる”と書いていました。それぐらい思い入れのある作品なので、めちゃくちゃ嬉しかったです。」と出演できたことへの喜びを改めて熱弁。続く、せいやも「『ONE PIECE』は20年ぐらい好きなので成長過程を思い出しました。『STRONG WORLD』で零巻欲しさに汗だくで映画館に並んだ思い出があって、そんな映画に出れること、また、シャンクスがキーになる『FILM RED』に出られたことが感慨深い」と客として観に行っていた当時を振り返りながら熱い想いを存分に語った。続いて、台本をあえて読まずに映画の公開を待っていたせいやは、「2回観ました。2回目がまたいいですよね。ウソップとヤソップのシーンが最高だった」と語ると、それには、山田も共感。IMAXで鑑賞したという山田が感想を問われると「ウタちゃんの歌声、魂が響く。本当に心に届く。ウタの歌を聞いて行くと、ウタの気持ちになりすぎちゃって泣いてしまうんですよ。二回目観た時は、ウタがどんな気持ちで歌を歌い、どんな想いでみんなを幸せにしたいと言っているのか分かって、より泣けてくる」と興奮冷めやらぬ様子で語った。また、山田とせいやは映画のシーンのモノマネを連発し、会場を大いに盛り上げた。



そして、『ONE PIECE』から生き方を学んだという山田が改めてルフィの魅力を問われると「ルフィの『支配なんかしねェえよ。この海で一番自由な奴が海賊王だ!!!』というセリフは、みんなが笑って暮らせる世の中になればいいなということだと思う。ルフィは辛い時も苦しい時も乗り越えて仲間を助けてきた。誰も傷つけず、支配もしない。そこがルフィの良さ」と熱く語りつくした。



フォトセッションでは壇上に大きな樽が用意され、「『ONE PIECE FILM RED』大ヒット!」という掛け声を発すると、モンキー・D・ルフィ役田中真弓がなんと樽の中からサプライズ登場。何も聞かされていなかった山田と霜降りは、腰を抜かすほど驚き、舞台上は騒然。全く気付いていなかった3人は驚きを語りながらも、直前までルフィの魅力を語っていた山田は「まさかお会いできると思っていなかったので本当に嬉しいです。」と涙目になりながらも語った。


そして田中はサプライズ登場だけではなく、うれしい報告も。持ち上げていた樽の蓋をひっくり返すと「祝!シリーズNo.1興収!!!」の文字が。さらに、MCからこの日の上映をもって、動員が570万人、興行収入が80億円を突破したことが発表され、会場全体で大ヒットをお祝いした。


続いて、舞台袖で『ONE PIECE』愛溢れるトークを聞いていた田中が、感想を問われると「熱い思いは伝わりました」と嬉しさを滲ませた。3人から田中へセリフをリクエストし、田中が名セリフを次々と披露。会場を沸かせました。そして、田中が「祐貴、せいや、そして粗品。お前たちはおれの仲間だぁ〜〜〜〜!」とセリフを披露すると、山田とせいやからは感極まって喜びの雄たけびが。最後に締めのメッセージとして粗品が「ONE PIECE初心者でも楽しめます」、せいやが「何回も見て、楽しめる映画です。アクションもラスト20分怒涛です!」、山田が「『ONE PIECE』ファンはここでしか出ない新情報が楽しめるし、初めての人も音楽好きの人も楽しめる。何よりも胸打つストーリーを楽しんでいただけると思います」、田中が「IMAXやMX4Dなど全バージョンでみたい」とそれぞれコメント。そして、田中の「クラゲ海賊団の宴だーーーーーー」というセリフで『ONE PIECE』の宴らしく本イベントは締められた。


《ストーリー》
世界で最も愛されている歌手、ウタ。
素性を隠したまま発信するその歌声は”別次元”と評されていた。
そんな彼女が初めて公の前に姿を現すライブが開催される。
色めき立つ海賊たち、目を光らせる海軍、
そして何も知らずにただ彼女の歌声を楽しみにきた
ルフィ率いる麦わらの一味、
ありとあらゆるウタファンが会場を埋め尽くす中、
今まさに全世界待望の歌声が響き渡ろうとしていた。
物語は、彼女が”シャンクスの娘”という衝撃の事実から動き出すー。

「世界を歌で幸せにしたい」とただ願い、ステージに立つウタ。
ウタの過去を知る謎の人物・ゴードン、そして垣間見えるシャンクスの影。
音楽の島・エレジアで再会したルフィとウタの出会いは12年前のフーシャ村へと遡る。



■『ONE PIECE FILM RED』
大ヒット上映中
【キャスト】
田中真弓 中井和哉 岡村明美 山口勝平 平田広明 大谷育江 山口由里子 矢尾一樹 チョー 宝亀克寿
名塚佳織 Ado 津田健次郎 池田秀一
山田裕貴 霜降り明星(粗品、せいや)新津ちせ
【原作・総合プロデューサー】尾田栄一郎(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
【主題歌】『新時代 (ウタ from ONE PIECE FILM RED)』Ado (ユニバーサル ミュージック)
【劇中歌 楽曲提供】中田ヤスタカ Mrs. GREEN APPLE Vaundy FAKE TYPE. 澤野弘之 折坂悠太 秦 基博
【配給】東映

©尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会