タオルや厚手の洗濯物が生乾きでにおう…大切なのは“干し方”だった
雨が続く梅雨どきは、洗濯物の部屋干しも多くなりますよね。そんなときに気になるのが、生乾きのいやなにおい…。じつは、干し方次第でもそんな悩みも解決できるんです! そこで、梅雨どきの洗濯のコツを教えてもらいました。
コツがわかれば怖くない!<梅雨時の洗濯物の干し方>
いかに洗濯物に空気をとおすかがカギに。屋外でも室内でも、意識したいコツを紹介します。
●Q:隙間なく干してもいい?
A:こぶしひとつ分間隔を開けて
干した洗濯物が密着すると、空気の通り道がなくなり生乾きの原因に。「互いが触れないように少なくとも7〜8cmは離すのがおすすめ。空気にふれる面積が大きくなるように干して」
●Q:洗濯物を早く乾かすコツはある?
A:湿度を下げて洗濯物に風が当たるように
室内干しの場合、部屋の湿度を下げることで乾きやすさがアップ。「エアコンの除湿機能や除湿機で湿度を下げ、扇風機やサーキュレーターで直接風を当てるとダブルの速乾効果が!」
●Q:厚手のボトムスを早く乾かす上手な干し方を教えて!
A:“筒状干し”で空気をとおして
水分を多く含む厚手のパンツやジーンズ、スカート類。「空気がとおりやすくなるよう筒状に干しましょう。さらに、裏返してポケット部分を外に出すとさらに乾きやすく」
●Q:生乾きのいやなにおいはもう一度洗濯するしかないの?
A:あらかじめ布用の除菌スプレーをかけてみて
「干すときに除菌力の高いスプレーを吹きかけておくと、生乾きでも菌の繁殖を防いで、いやなにおいを抑えます」。外出の前にもサッと吹きかけると、菌の増殖を防ぐ効果が。
なかなか乾かない!上手に洗えない!ESSE読者の困り物ベスト3
ストレスだらけの洗濯はこれで卒業! やっかいなアイテムの“正解”はコレ。
●【タオル】適量の柔軟剤を使って干す前にはバサバサ振る
使ったタオルは丸めて放置せず、広げて乾かして。また、規定以上の柔軟剤を入れると逆効果に。「干す前に勢いよく振ると、生地が空気を含んでパイルが立ち、ふわふわに」
●【上履き】洗ったまま干さずに一旦洗濯機で脱水を
洗濯機で脱水したあと丸めた新聞紙をつめ、斜めに立てかけて。「新聞紙はこまめに取り換え、扇風機やサーキュレーターで直接風を当てると、ムラなく早く乾きやすいです」
●【パーカー】“逆さバンザイ干し”でフードが重ならないように
ピンチハンガーを使い、裾をピンチではさんで吊り下げ。「布の重なりが減って空気に当たる面積がふえるので、乾きにくいフードや脇下まで全体を早く乾かすことができます」