海外配給の決定に喜びを語った野村周平

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 俳優の野村周平が11日、都内で行われたカーアクション映画『ALIVEHOON アライブフーン』の公開記念舞台あいさつに出席。イベント中に、本作がアジア各国でも劇場公開されることが発表され、喜びを語った。

 本作は日本発のモータースポーツ「ドリフトレース」の世界を描くカーアクション映画。eスポーツドライバーとして日本一になったゲーマーが、リアルレースの世界でドリフトの頂点を目指す。壇上には共演者の吉川愛、青柳翔、福山翔大、メガホンを取った下山天監督、そして、本作の監修を務めた元レーシングドライバーで、ドリフトキングと呼ばれる土屋圭市も出席した。

 10日に初日を迎えたばかりの主演作に、野村は「この映画は(ロケ地の)福島の方々もそうですし、いろんな方々の協力、助けがないとできなかった作品です。何本タイヤを消耗したことか。それが昨日からこうして羽ばたいていくのは嬉しい」と感慨深げ。

 ロケ地となった福島の魅力については「福島の魅力は話したくないです。良いと言うとみんな行ってしまうから」と愛情たっぷりに語り、「飯もうまいし、温泉もある。ツーリングもできるし、湖はあるし海はあるし、独り占めしたい……」と告白。「サーキットの隣に東北サファリパークがあるんですけど、ここもめちゃくちゃ面白い。サーキットの横でキリンが見られるんです」と野村流のエールを送っていた。

 さらにこの日は、本作がフィリピン、カンボジア、タイ、ブルネイ、ミャンマー、シンガポール、インドネシア、ラオス、マレーシア、ベトナムなどのアジア各国で劇場公開されることが発表された。北米・ヨーロッパ向けにも交渉中だといい、「日本発祥の文化やカルチャーが世界に発信されるのは嬉しい」と語った野村は、海外進出にも意欲。「海外に出られるのも嬉しい。お仕事が増えちゃいますかね。これから、世界の野村が見られる日も近いかもしれない。世界用に名前もポップなものに変えようかな」とジョークを交えて語り、客席を沸かせていた。(取材・文:名鹿祥史)

映画『ALIVEHOON アライブフーン』は公開中