Twitterは2022年5月25日(米国時間)、ユーザーデータを不適切に広告会社に提供したとする2019年の告発について、1億5000万ドルの罰金を支払うことで連邦取引委員会(FTC)と合意したことを発表した。

FTC settlement: Our commitment to protecting your privacy and security

FTC settlement: Our commitment to protecting your privacy and security

FTCは、Twitterが米政府当局との2011年の合意に違反し、広告会社に対して6年間にわたってユーザーの個人情報を提供し、広告のターゲティングに利用させていたと指摘している。

Twitterではセキュリティ目的に利用するという説明でユーザーに電話番号と電子メールアドレスを提出させている。通常、これらの情報はパスワードのリセットやアカウントがロックされた場合の解除申請などに使用される。しかしFTCによると、Twitterは少なくとも2019年9月までは第三者の広告会社に対してこれらの情報に対するアクセスを許可し、広告ビジネスの展開に利用していたという。

Twitterの最高プライバシー責任者であるDamien Kieran氏は、このユーザーデータの開示については2019年9月17日の時点で対処したと説明している。今回の合意によって、Twitterは1億5000万ドルの罰金を支払うことになった。今後は、代理店と連携して人々の個人データを安全に保ちプラバシーを保護することに努めるとのことだ。