恐竜は約2億3000万〜6600万年前にかけて地球で繁栄しましたが、白亜紀末の大量絶滅によってほとんどが死に絶え、わずかに鳥類が恐竜の子孫として生き延びているに過ぎません。太古の地球の姿を知ることができるウェブサイト「Ancient Earth globe」に、特定の地名を入力すると「昔はどんな恐竜が近くに生息していたのか?」がわかる機能が追加されました。

Ancient Earth globe

https://dinosaurpictures.org/ancient-earth

「Ancient Earth globe」は地球の長い歴史の中で大陸がどのように変化してきたのかを、年代別に変化させてが見ることができるウェブサイト。基本的な使い方は以下の過去記事で解説しています。

これまでの地球の姿を年代別に変化させて見ることができるサイト「Ancient Earth globe」 - GIGAZINE



さっそく「Ancient Earth globe」のウェブサイトにアクセスすると、以下のように2億4000万年前の地球が中央に浮かんだページが表示されます。当時は複数の大陸が衝突したことでパンゲア大陸という超大陸が形成されており、今とはまったく違った様相を呈しています。



使い方は簡単で、左上にある入力フォームに「周囲にどんな恐竜が生息していたのか?」を知りたい地名を入力するだけ。試しに「Tokyo(東京)」と入力すると、候補となる地名がずらっと表示されました。



地名を入力してエンターキーを押すと……



入力フォームの下に「Nearby fossils: Mosasaurus, Tambatitanis, Fukuiraptor, Fukuisaurus, Koshisaurus(近くの化石:モササウルス、丹波竜、フクイラプトル、フクイサウルス、コシサウルス)」と表示され、昔の地球には現在の東京に当たる地点が赤いピンで示されました。



試しに表示されている「Mosasaurus(モササウルス)」の部分をクリックすると……



恐竜データベースの「Dinosaur Pictures and Facts」がモササウルスについて解説しているページが開きました。モササウルスの化石の発見されている場所や……



モササウルスの想像図を見ることができます。



他の地名でも検索してみたところ、「Osaka(大阪)」や「Nagoya(名古屋)」では東京と同じ結果が示されましたが、「Sendai(仙台)」だと「Nemegtosaurus(ネメグトサウルス)、Futabasaurus(フタバスズキリュウ)、Plesiosaurus(プレシオサウルス)」と違った顔ぶれに。



「Sapporo(札幌)」だと「Elasmosaurus(エラスモサウルス)」と「Mosasaurus(モササウルス)」。



「Fukuoka(福岡)」にすると「Wakinosaurus(ワキノサウルス)、Allosaurus(アロサウルス)、Koreanosaurus(コリアノサウルス)」といった恐竜名が表示されました。