ウルトラマン&外星人として対峙した斎藤工、山本耕史

写真拡大

 俳優の斎藤工が25日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われた映画『シン・ウルトラマン』(公開中)の大ヒット御礼舞台あいさつに出席し、大きな反響を呼んでいる外星人・メフィラス(山本耕史)とのシーンについて、熱い思いを語った。イベントには斎藤と山本のほか、長澤まさみ、西島秀俊、有岡大貴、早見あかり、樋口真嗣監督も出席した。

 『シン・ウルトラマン』は、50年以上にわたって愛される日本の特撮シリーズ「ウルトラマン」を、庵野秀明が企画・脚本、樋口真嗣が監督を務めて実写化した作品。斎藤は、禍威獣特設対策室専従班(通称:禍特対)の作戦立案担当官であり、ウルトラマンになる男・神永新二役を務めた。

 山本が演じたメフィラスは、姿かたちは完全に人間だが、外星人という非常に難易度の高いキャラクター。「どこまで人間に寄せるべきなのか、撮影現場ではいろいろと提案をさせていただきながら、樋口監督と一緒に調整しました」という山本は、トリッキーな中身と外見は人間らしくというバランスを考えながらの撮影だったことを明かす。映画が公開されると、SNSなどではメフィラスに対して大きな反響が寄せられており、山本自身も「とても反響をいただいています」と嬉しそうに語った。

 そんなメフィラスと対峙した斎藤は、「僕はメフィラスとは違うタイプの外星人と地球人とのミックスなんですよね」と神永の役柄について述べると、「肉体をコントロールできていない神永と、耕史さんが演じるメフィラスという、地球の人間ではない二人の違いが衝撃的でした」と公園のブランコで二人が話すシーンについて触れる。

 続けて斎藤は、山本ふんするメフィラスについて「めちゃくちゃ説得力があって、メフィラスの言葉に合点がいきまくっていた」と明かすと「その響く言葉に対して、響かないようにしなくては……という心の中の攻防がすごかった」と刺激的な撮影だったことを回顧していた。(磯部正和)