リバプールに残留したいという意思表示はしているサラーだが…。(C)Getty Images

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 プレミアリーグのリバプールに所属するエジプト代表FWモハメド・サラーが、英誌『Four FourTwo』のインタビューに応じ、自身の去就に言及している。

 リバプールとサラーの契約は2023年6月まで。リバプールは契約更新の条件を提示しているとされるが、いまだまとまっていないようだ。現地では「金銭面での折り合いがついていない」という報道もあるが、サラーは「お金がすべてではない」と否定し、夏までに解決することは期待していないと認めている。

「今シーズンを終えたら、契約はあと1年残っている。ファンは僕が何を望んでいるか知っていると思うけれど、契約ではお金のことがすべてではないんだ。だから、その後もこのクラブにいるかは正確には分からない。もちろん、ファンが僕に何を望んでいるのかは理解しているよ」
 
 ただ、「このクラブは僕にとってとても大切な場所だ」とも述べる。

「僕はどこよりもこのクラブでサッカーを楽しんできたし、クラブにすべてを捧げてきた。皆もそれを見ていた。クラブでトロフィーを獲得したり、個人でゴールを決めて賞を獲得したり、信じられない瞬間を何度も経験した。仲間は家族のようなものだよ。

 契約について心配はしていない。それに、まだシーズンが終わる前なのだから、最高の形で終わらせてからどうなるか見てみよう。今に集中する。それが一番大事なことだ」

 ちなみに、インタビュアーに「では残留する見込みも大きいということでいいか」と重ねて問われたサラーは「そう思う。でも、もしクラブが僕を追い出したいのなら、それは別の話になるね!」とジョークで締めくくっている。

 今シーズンのリバプールはリーグカップを制覇。現時点でプレミアリーグでは1ポイント差で首位のマンチェスター・シティを追い、チャンピオンズ・リーグ、FAカップでそれぞれ準決勝に駒を勧め、4冠が視野に入っている。

 もちろん契約更新も気になるが、不動のエースは達成すればイングランド史上初の快挙となる偉業も視野に、目の前の試合に集中しているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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