やはりオッズ上昇となった松山英樹(左)とスコッティ・シェフラー 3日目次第ではさらなる“急変動”もありそうだ(撮影:GettyImages)

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<マスターズ 2日目◇8日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7475ヤード・パー72>
ゴルフの祭典「マスターズ」は予選ラウンドが終了。その結果を受けて、各ブックメーカーがオッズを更新した。選手たちの“人気”はどのように変動したのか。大手3社『bet365』『ウィリアムヒル』『betway』のオッズを見てみよう。
やはり大きく浮上したのは、前回大会覇者の松山英樹だ。2日目に「69」をマークして2位タイまで浮上。それにより、開幕前は軒並み15番手前後だったオッズが、各社13倍の2番手タイと大きく上昇した。
開幕前には首痛が懸念されていたが、連日の好プレーでそれを払しょく。昨年大会では3日目に「65」を叩き出した松山だが、今年もムービングデーのスコア次第では、一気に“一番人気”へと駆け上がることになりそうだ。
だが、首位の座を奪うのは容易ではない。5打もの大差でトップに立つのは、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)だ。先月に世界NO.1の座についた25歳は、今季まさに絶好調。すでに3勝を挙げており、初のメジャー制覇に向けてひた走っている。
そのオッズは『bet365』『betway』で2.05倍、『ウィリアムヒル』では1.83倍と“鉄板”の人気ぶり。経験値の少なさは不安視されているものの、勢いそのまま走り抜けることも十分考えられる。
ほかにも、ダスティン・ジョンソン(米国)やジャスティン・トーマス(ともに米国)、シェーン・ローリー(アイルランド)といったメジャー覇者に、今季好調のキャメロン・スミス(オーストラリア)といった選手たちが“対抗馬”として挙げられている。自動車事故からの復帰戦となるタイガー・ウッズ(米国)も19位タイで決勝に進出し、こちらも変わらぬ人気だ。
しかし、数々のドラマを生んできた難攻不落のオーガスタでは、セーフティリードは存在しない。タイガーも「サンデーバックナインで首位と5打差にいれば、チャンスがある」と話す通り、戦況は一気に様変わりする。順当に世界NO.1が勝利を挙げるか、好調松山の連覇達成か。はたまた“ダークホース”が栄冠をつかむのか。週末の戦いに注目だ。
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