今年10月に栃木県で42年ぶりに開催される国民体育大会と全国障害者スポーツ大会を控え防犯対策を強化するため、県内全ての市や町の競技会場周辺に防犯カメラが設置されました。

栃木県警察本部では全国から大勢の選手団が県内を訪れる両大会の安全を確保するため、昨年度、防犯カメラ設置の補助制度を受け付けました。

県内に25あるすべての市と町がこれを活用し、3月15日までに競技会場周辺に合わせて160台が設置されています。

このうち宇都宮市では競技会場周辺に37台と最も多く設置され、特に総合開会式や閉会式の会場となる県総合運動公園周辺には13台あります。

防犯カメラは1台40万円ほどで、補助金は1台あたり20万円を上限に支給するもので、県警は全体で3200万円の予算を割きました。

警察が自治体側にアドバイスし、人通りや交通量が多く犯罪の抑止に有効な場所に設置したということです。

防犯カメラは4月中に全て稼働する見通しで、国体が終わった後も有効に活用される予定です。