愛された宮原知子の引退 海外名選手たちが惜別「勇気や覚悟、美しさをありがとう」
24歳宮原知子が引退発表、五輪メダリストら続々反応
フィギュアスケートの平昌五輪女子シングル代表・宮原知子が26日、現役引退を発表した。自身のインスタグラムを更新し、「この度、現役を引退することを決断いたしました」と報告。五輪メダリストら海外の名選手たちから惜別の言葉とともに今後の活躍にエールが送られた。
宮原はインスタグラムでスケート靴とともに「Thank you」などと記したメッセージカードの画像を公開。文面に、英語と日本語で「この度、現役を引退することを決意いたしました」「今の私に悔いはありません。すでに未来への夢があり、次のステップを踏む決意をいたしました」などと記した。今後はプロスケーターに転身するという。
突然の発表に対し、コメント欄には国内外から多くの反応が集まった。ソチ五輪銅メダリストのカロリーナ・コストナー（イタリア）は「勇気や覚悟のある美しいスケーティングを見せてくれてありがとう。次の章の幸運を祈ってるわ」と返信。北京五輪アイスダンス代表の小松原尊は、「お疲れ様でした。いい思い出しかないですよ。いつでもどこでも今からも応援しているよ」と日本語で反応した。
ソチ五輪アイスダンス金メダルのメリル・デイヴィスは、「誕生日おめでとう。そして魔法のような次の章の幸運を祈っている。どんな冒険が待ち受けていようとそれを乗り越えられるわよ！」とエール。平昌五輪団体銅メダルのアダム・リッポンは「君のスケートを見るのがいつも好きだったよ。これからやることを応援するのが待ちきれない！ アスリートとしての成功を祝福するよ」コメントした。
全米選手権でトップ10に4度入り、親日家でもあるショーン・ラビットは一生懸命に日本語でコメント。「さろこさんお疲れ様でした。引退するを決める、最初を考えて怖いけどこれからネクストチャプター楽しみですね。一緒に同じ大会する、さとこさんの生滑るを見て本当に私はラッキーと思う」とつづった。ドイツ選手権6度女王のニコル・ショットは「Nooo あなたを恋しく思うわ。でも、幸運を祈ってる」と惜別した。
宮原は2016年の四大陸選手権で優勝。全日本選手権では17年まで4連覇を達成した。安定感抜群の演技から“ミスパーフェクト”の愛称で知られ、ファンのみならずスケーターたちからも愛された選手だった。自身のインスタグラムでは、2022年の「スターズ・オン・アイス」カナダツアーへの日本人初となる全公演出演することも発表した。
（THE ANSWER編集部）
