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真夜中に目が覚めたあと、おとなしく眠れますか?

「とりあえず、寝るか」で、日々のトラブルの9割は解消すると信じています。「眠りは心の傷に塗る軟膏」とはよく言ったもの。洗い立てのシーツと枕カバーで整えた寝床にすべりこんだら、それだけでわたしの人生大勝利って思います。

なので、ガジェット方面からも睡眠をサポートしてもらえたなら、こんなに心強いことはありません。

今回わたしが試用レビューを行うのはウェザリー・ジャパンのウェアラブルデバイス「Kokoon Nightbuds」です。

「バイオセンサーで正確に睡眠を一晩中モニタリング」「深い睡眠へ没入するサウンドを自動再生するアダプティブオーディオ搭載」といった睡眠原理主義者が気になりそうな機能を搭載したイヤホン。現在GREEN FUNDINGにて先行販売中です(2022/03/31まで)

もともとわたしはBoseのSleepbudsシリーズを愛用しています。環境音やホワイトノイズを使って雑音や静けさをマスキングして寝かしつけてくれる点でいえば、Kokoon Nightbudsと似ています。

実際に使ってみて眠れたの? Sleepbudsとはどこがどうちがうの? といった点をご紹介していきます。

今回わたしが一番感動したのは、中途覚醒時のKokoon Nightbudsの働きっぷりです。夜中に目が覚めるとついグズグズと起きてしまうのに、Kokoon Nightbudsはサッと寝かしつけてくれるのです。親か?と思った。

一晩中モニタリングする気満々のデザイン

Kokoon Nightbudsの外観はこんな感じ。

真ん中のパネルが気になりますよね。お菓子の「ばかうけ」をもっと薄くしたようなサイズ感です。装着するとこのパネルはちょうど後頭部のあたりにきます

よくあるイヤホンとはちょっと違った形状をしています。装着するとこんな感じ。

ぷらーんとぶらさがっていますが、全然重たくない!

これで横になったらさすがに違和感があるんじゃ……?と少し覚悟していましたが、これが不思議と邪魔じゃない。硬めの枕でも、柔らかい枕でも、パネルは気になりません。頭髪で頭が覆われているからというのもあるかとは思いますが、見た目よりうんとソフトな付け心地です。

しかも耳を枕に押し当てても圧迫感を感じないんです。どんな寝相にも対応しています。何が何でも睡眠を邪魔するまいぞというデザインはBoseのSleepbudsと似ています。うん、睡眠用デバイスとしてよくできる。

イヤホンそのものは5.4mmとたいへん薄い作り。だから耳を枕に押し当てても気にならないんですよね。イヤーチップの質感もシリコンでふんわりやわらか。

この赤いところがセンサーです。睡眠の深さをここで測ります。

で、ここからがKokoon Nightbudsで私が一番気に入った点です。「一晩中モニタリングします」と謳っているだけあって、一晩中まったく外れない。数日使用しましたが一度も外れることもズレることもありませんでした。

たとえば、入眠時に活躍するBOSEのSleepbudsなら、寝入ってしまえばこっちのものというか、朝起きて外れちゃっててもまあいいかと私は気にならないのですが、Kokoon Nightbudsは「一晩中わたしに任せなさい!」というイヤホンですから、ここがしっかりしてるのはとてもうれしい。なのにガチガチにホールドされている感覚もなかったんです。絶妙。

爆睡しすぎてレビューしづらいが、確かに音量は眠りの深さにあわせて調整されている

Kokoon Nightbudsの大きな特徴である「深い睡眠へ没入するサウンドを自動再生するアダプティブオーディオ搭載」について。最初に打ち明けると、今回は今までのガジェットレビューのなかで一番難しいレビューでした。なぜならKokoon Nightbudsを使った夜は毎度ぐっすり寝てしまうから。

ただ、一晩だけ自動再生の底力を垣間見た夜があります。

わたしは徹夜明けでものすごく気が立っている状態で寝ると、眠たいはずなのに何度かブワッと目が覚めます。徹夜あるある。

Kokoon Nightbudsを試用した数日のうちに1度だけそんな夜がありました。ふと目が覚めて「あー、起きちゃったな」と思うやいなや、すぐにKokoon Nightbudsから聞こえるホワイトノイズの「さー」という音が少し大きくなりました。寝ぼけていたけれど気のせいじゃないと思う。

で、「おお、なんか聞こえてきたな……」とボンヤリしているうちに、そのままズブズブと再び寝てしまったのです。例えるなら頭から毛布をバサッとかぶせられるような状態。ズブズブとしか言いようがないくらいの眠りっぷりでした。ほんと不思議。

普段なら夜中に目が覚めると寝返りを打ちまくったあげく、よせばいいのにちょっとスマホを触っちゃって目がさらに覚めるんですが、Kokoon Nightbudsの「ねなさ〜〜〜〜い」みたいな音が聞こえてくると、素直に「寝るか」ってなりました。

徹夜していない普段のヘルシーな夜は途中で目が覚めることがほとんどないので「夜から朝までぐっすり」です。

「雨音」と「ホワイトノイズ」のマリアージュ

睡眠の記録や入眠時のサウンドや目覚ましアラームの設定は専用のスマホアプリを使って設定します。

とくに入眠時サウンドの設定がとてもユニークでした。「雨音」や「雷雨」と一緒に「入眠に効くサウンド」を同時に流せます。この音の二階建てが思いのほか気持ちいい。

AutumnRainを聴きつつアンビエントなShikokuを流してみました。アプリや音声コンテンツは日本語版も提供予定だそうです。ちなみに、一番右の画像は私の睡眠の成果。明け方にベッドに入って30分ほど本を読んで寝て昼前に起床

とくに私が好きだったセッティングは「雨音を音量抑えめで一晩中流して、ホワイトノイズや眠たくなるアンビエントミュージックやホワイトノイズを10分だけ流す」です。アンビエントな音をレイヤーのように上にかぶせるイメージ。で、かぶせた音は時間差で消えるようにします。

そうすると、ホワイトノイズがスッと消えたタイミングで面白いくらい眠くなるんです。おすすめ。

他に、Spotify、Apple Music、オーディブルとも連動しているので「寝入ったら勝手に音を消す」といった設定ができます。寝入ったかどうかは、Kokoon Nightbudsがセンサーで判断します。お気に入りの音楽で入眠のセッティングを試すのも面白そうです。

充電は毎朝しましょう

Kokoon Nightbudsのバッテリーは毎日充電することをおすすめします。フル充電の入眠して翌朝起きると、バッテリーの残量はおよそ半分ほどだからです。

まあ、そもそもの話としてKokoon Nightbudsは「一晩中モニタリングする」と言っているので、たった一晩でも働きづめなわけですよ。充電でねぎらいましょう。ちなみに充電ケーブルはUSB Type-Cです。

物音やいびきが気になって眠れない人、逆に静かすぎると耳がツーンとなって眠れない人、そして夜中に目が覚めてしまう人、ぜひお試しください。ほんと、「ま、寝るか」ってなりますよ!