キュリーが動画に特化した2つのチャネルで成功したことは、同ブランドの新商品開発にも影響を与えている。QVCとTikTokでの成功によって、キュリーがリリースする商品の種類が変わったわけではないが、形状やパッケージはオーディエンスの反応に触発されたと、同氏は説明している。例のひとつとして、同ブランドから2021年にリリースされた、瓶入りのホイップのボディウォッシュがある。灰色のデトックスマスクが顧客のあいだで人気になったことから、新しいボディウォッシュはより視覚的にアピールするようなものをめざし、マシュマロのような泡立ちの手触りにしたと、同氏は語る。「色鮮やかで泡立った手触りのボディウォッシュが、透明なデオドラントや消毒剤より、常に多くのトラフィックを引き起こすことに気づいた」と同氏は述べている。次は、今年9月に別のボディケア商品を発売する予定だ。「これは、市場に存在するほかの商品とは見た目も感触も異なったものになるだろう」という。ソーシャルオーディエンスに順応する、具体的にはTikTokのアルゴリズムを解読することは、消費者向けブランドにとってますます重要になってきた。D2CブランドとTikTok戦略について協働するブランディング代理店のフォージ(Forge)の創設者であるアシュウィン・クリシュナスワーミ氏は、このプラットフォームでは各ブランドが、「商品が使われているところを見せることで、視聴者がスクロールを止めるような動画」を求められると語っている。もちろん、バイラル化の可能性がある独自の製品を保有していれば有利だと、クリシュナスワーミ氏は語る。しかし、TikTokの多数のブランドのなかで目立つには、ライブ販売のヒントを適用するのもひとつの独自の方法だと、同氏は説明する。「今日では、単にトレンドの音楽やボイスオーバーとしての文章の読み上げ以外のものが必要だ」と同氏は述べている。キュリーの場合、同社のボディケア商品のユニークな特徴を紹介することが、インスタグラムの洗練されたブランド写真よりも共感を呼ぶと、同氏は言及している。キュリーにとって、QVCを使ったリアルタイム販売と、TikTokを使ったブランドの認知の組み合わせが、売上を促進するための鍵になってきた。「2つのプラットフォームのオーディエンスを掛け合わせながら、成長を続けていきたい」とモレ氏は述べている。[原文:How Curie is incorporating QVC tactics into its TikTok strategy] Gabriela Barkho(翻訳:ジェスコーポレーション、編集:戸田美子)Image via Curie