栃木の1月有効求人倍率は1.09倍
2022年1月の栃木県内の有効求人倍率は1.09倍で、前の月を0.04ポイント上回ったことが4日、栃木労働局のまとめで分かりました。
上昇したのは3カ月ぶりです。全国平均は1.20倍で、栃木県の順位は40位でした。
主な産業別の新規求人の状況は、建設業や製造業で人手不足から右肩上がりとなっています。
このうち製造業ではラインの増設などで自動車製造会社から期間従業員の求人が出されていて、前年同月と比べて50%近く増加しています。
一方、宿泊業では新型コロナウイルスの感染急拡大で客の増加が見込めない上、原油高の影響で客が少ない場合には暖房費などで赤字となってしまうため休業を余儀なくされている施設もあり、2カ月連続で減少しています。
飲食業は人手不足の週末中心の求人や新たな事業や販売経路に伴い増員を行う事業所がある一方で、コロナ禍で来客が減少し求人を見合わせている事業所もあるということです。