コウノトリのすみか 人工巣塔の完成報告会 渡良瀬遊水地
栃木市と小山市、野木町にまたがる渡良瀬遊水地に、国の特別天然記念物「コウノトリ」が住んでいて、小山市が設置している塔に巣を作っています。新たなコウノトリを呼び込もうと栃木市が2つの塔を設置、3日に現地で報告会が開かれました。
新たに塔が設置されたのは、渡良瀬遊水地の第1調節池と第3調節池の2カ所です。第2調節池には小山市が塔を設置していて、これで3カ所全ての調節池にコウノトリのすみかが用意されました。
第3調節池の塔の前で3日、完成報告会が開かれ、栃木市の大川秀子市長が「コウノトリがたくさん住める環境を作っていきたい。ヒナを早くみせてほしい」とあいさつしました。
栃木市が設置した2つの塔はライオンズクラブが寄付し、高さ12メートルでコンクリートの柱に巣を作るための鉄製の籠が取り付けられています。
第3調節池の塔の近くには小さな沼があり、コウノトリが餌を探しに飛来することもあり、新たなコウノトリの定住が期待されています。