看護師を育てる栃木県矢板市の国際医療福祉大学塩谷看護専門学校で3日、卒業式が行われ、3年間の学びを終えた学生が学びやを巣立ちました。

学生たちは新型コロナウイルスの影響を受け、学校外での実習が一部制限されたり、患者への感染を防ぐ目的で国や県が求める以上の行動制限を受けたりして苦労の多い学生生活を過ごしてきました。

式では3年間の課程を終えた学生34人に卒業証書が贈られ、卒業生を代表して高松なずなさんが答辞に立ち、これまでの学校生活を振り返った上で、一緒に過ごした仲間や家族へ感謝を伝えました。

感染拡大が収まる気配を見せず、医療の現場にとっては苦しい時間が続く中、卒業生の多くはこの春、県内各地の医療施設で看護師としての第一歩を力強く踏み出します。