栃木市のとちぎ花センターで恒例の洋ラン展が始まり、珍しいものや豪華な品種がずらりと並び、訪れた人を楽しませています。

今年は色とりどりの洋ラン80種類400株がそろい、中でも珍しいのがヒスイ色のラン「バンダ」です。

東南アジアを中心とした熱帯地域に自生している品種で、特徴的なのがむき出しになった根の部分です。

サンスクリット語で「まとわりつく」という意味のバンダは、この根が他の樹木に絡みついて成長していくといいます。 

黄色い花弁が大きく開いた県内の生産者オリジナルのパフィオペディラムのほかコチョウラン、シンビジウムなど定番の品種も美しい共演を見せています。

担当者によりますと、自宅で楽しめる洋ランをはじめとした植物は、コロナ禍で若い世代にも一層人気が出てきたといい、感染対策をして実物を見に来てほしいとしています。 

洋ラン展は5月8日まで開かれています。