女性が輝く農業へ意見交換 とちぎ女性農業者フォーラム
農業の分野で活躍する女性を支援しようと栃木県は2日、農業に関心のある人や既に就農している女性のためのフォーラムを宇都宮市内で開きました。
農業分野における女性の社会参加を促そうと県が初めて開催。女性農業者の一人でお茶やシイタケなどを栽培している埼玉県の貫井香織さんが講演しました。
貫井さんは会社員を経て親の営む農家を継いだ農業後継者です。
講演では、これまで自宅店舗とスーパーだけだった販売ルートを自ら営業をかけることで高級レストランや海外などに拡大したことや、女性ならではの目線を生かしてお茶やシイタケを使ったスパイスやスイーツなど30種類以上の加工食品を手掛けたことを話しました。
その上で今後の農家の在り方について、「生産したら終わりではなく、消費者のニーズに合わせて販売方法も考えなければいけない」と訴えました。