栃木県立の全ての全日制高校59校の3年生、約1万1千人が1日、巣立ちの日を迎えました。来年度、共学化する足利女子高校では、女子高校として最後の卒業式が行われました。

3年生194人が門出を迎えた足利女子高校。1909(明治42)年に足利高等女学校として創立し、112年の長い歴史と伝統があります。

しかし来年度、足利高校と統合し、共学の高校として生まれ変わります。

卒業生は恩師から一人ひとり名前を呼ばれ、各クラスの代表の生徒が佐藤弘道校長から卒業証書を手渡されました。

佐藤校長は「これからの人生『言葉』を大切にしてほしい」と説き、「足女生としての誇りと自信を胸に前を向いて力強い一歩を踏み出してほしい」と最後の言葉を贈りました。 

在校生からの送辞を受けた卒業生は、生徒会長の吉田悠さんが3年間を振り返り、感謝の言葉で答えました。

「自由・自主・自立」の校風のもと、学校を引っ張ってきた卒業生たちは、足女の最後の3年生として胸を張って新たなスタートを切りました。