コロナ禍の困難乗り越え巣立ち 「宇中女」として最後の卒業式
巣立ちの季節の3月がスタートし、栃木県内ほとんどの高校で1日、卒業式が行われました。
来年度から男女共学の宇都宮中央高校となる宇都宮中央女子高校では、3学年がそろう最後の卒業式が行われました。
宇都宮中央女子高校では、普通科と総合家庭科合わせて266人が卒業を迎えました。新型コロナウイルスの影響で去年とおととしの卒業式に在校生は出席できなかったため、3年生は自分たちの卒業式が初めての式となります。
高校生活の3分の2がコロナ禍だった卒業生。稲葉昌弘校長は式辞で「コロナ禍で制約がある中、その時々でできることを探し学校を盛り上げてくれた。どんな時も自分の可能性を信じてほしい」と話しました。
在校生代表の関ひかりさんが、コロナ禍の中でも宇中女生としての在り方を示してくれたと感謝の言葉を贈ると、卒業生代表の高山紗和さんが「直接会って話すのが当たり前ではないと知った。困難に立ち向かうとき、いつもそばにいてくれたのは仲間だった」と答えました。