WordでもExcelでもPowerPointでも可能! 発想の転換で描いた形に画像を切り抜くワザ
旅行の思い出や育児日記などに、円やハートなどの形に切り抜いた写真をアルバムに貼る。
アナログ時代には、定番の思い出の演出、使い方だった。
デジタル時代の現在では、思い出の演出はどうしているのだろうか?
画像編集アプリで写真を円やハートに切り抜いて利用することが多いだろう。
しかし今回紹介したいのは、
マイクロソフトのOfficeアプリを使った「図形の塗りつぶし」を使ったワザだ。
「写真を切り抜く」のではなく、「描いた図形を写真で塗りつぶす」
この発想で、思い通りの形の写真が簡単にできるのである。
●正円の形の写真をつくる
図形は[挿入]タブの[図形]から選ぶ。
ここでは[楕円]を選択した。[Shift]キーを押しながらドラッグすると、正円が描ける。
次に、写真を指定する。
正円を選択したまま[図形の書式]タブで、
[図形の塗りつぶし]−[図]を選択。次の画面で[ファイルから]をクリックし、
保存先からファイル名を指定して挿入する。
これで「図形を写真で塗りつぶす」ことができた。
ただ、ここでは正円に縦長の写真を指定したため、写真がつぶれてしまっている。
そこで使うのが、「トリミング」にある「塗りつぶし」機能だ。
これを使うと、写真を元の縦横比のまま、図形の形状に収まるようにトリミングしてくれる。
写真を選択したまま、[図の形式]タブをクリックし、
[トリミング]の下側の▼をクリックして、[塗りつぶし]をクリックしよう。
これで、写真の縦横比が元通りになる。
必要があれば写真をドラッグして、枠の中に残したい部分が収まるように調整しよう。
写真以外の場所をクリックすれば、正円の写真ができあがる。
できあがった図形は、枠線で縁取りしたり、他の図形と組み合わせてみたりしてもいい。
枠線は、[図の書式]タブの[図形の枠線]から色や太さを指定する。
ほかの図形と組み合わせたときに写真が隠れてしまうようなら、[配置]グループにある[前面へ移動]や[背面へ移動]で調整しよう。
●図形の塗りつぶしイロイロ
図形の塗りつぶしには写真のほか、グラデーションやテクスチャを設定することもできる。テクスチャは、コルクや紙、大理石などの質感を表現できる機能だ。
また、斜線やドットなどの模様を付ける「パターン」塗りもある。
これは、[図形のスタイル]グループの斜め矢印ボタンをクリックすると表示される[図形の書式設定]から選べる。パターンと、前景と背景の色をそれぞれに選んで設定しよう。
[図形の書式設定]ではそのほか、グラデーションについて細かな設定をすることも可能だ。
なお、この機能はExcel、PowerPointでも同じ手順で使用できる。作成したいファイルに合わせて、自由な形の写真をつくってみよう。
執筆 中野 久美子
アナログ時代には、定番の思い出の演出、使い方だった。
デジタル時代の現在では、思い出の演出はどうしているのだろうか?
画像編集アプリで写真を円やハートに切り抜いて利用することが多いだろう。
しかし今回紹介したいのは、
マイクロソフトのOfficeアプリを使った「図形の塗りつぶし」を使ったワザだ。
「写真を切り抜く」のではなく、「描いた図形を写真で塗りつぶす」
この発想で、思い通りの形の写真が簡単にできるのである。
●正円の形の写真をつくる
図形は[挿入]タブの[図形]から選ぶ。
ここでは[楕円]を選択した。[Shift]キーを押しながらドラッグすると、正円が描ける。
次に、写真を指定する。
正円を選択したまま[図形の書式]タブで、
[図形の塗りつぶし]−[図]を選択。次の画面で[ファイルから]をクリックし、
保存先からファイル名を指定して挿入する。
これで「図形を写真で塗りつぶす」ことができた。
ただ、ここでは正円に縦長の写真を指定したため、写真がつぶれてしまっている。
そこで使うのが、「トリミング」にある「塗りつぶし」機能だ。
これを使うと、写真を元の縦横比のまま、図形の形状に収まるようにトリミングしてくれる。
写真を選択したまま、[図の形式]タブをクリックし、
[トリミング]の下側の▼をクリックして、[塗りつぶし]をクリックしよう。
これで、写真の縦横比が元通りになる。
必要があれば写真をドラッグして、枠の中に残したい部分が収まるように調整しよう。
写真以外の場所をクリックすれば、正円の写真ができあがる。
できあがった図形は、枠線で縁取りしたり、他の図形と組み合わせてみたりしてもいい。
枠線は、[図の書式]タブの[図形の枠線]から色や太さを指定する。
ほかの図形と組み合わせたときに写真が隠れてしまうようなら、[配置]グループにある[前面へ移動]や[背面へ移動]で調整しよう。
●図形の塗りつぶしイロイロ
図形の塗りつぶしには写真のほか、グラデーションやテクスチャを設定することもできる。テクスチャは、コルクや紙、大理石などの質感を表現できる機能だ。
また、斜線やドットなどの模様を付ける「パターン」塗りもある。
これは、[図形のスタイル]グループの斜め矢印ボタンをクリックすると表示される[図形の書式設定]から選べる。パターンと、前景と背景の色をそれぞれに選んで設定しよう。
[図形の書式設定]ではそのほか、グラデーションについて細かな設定をすることも可能だ。
なお、この機能はExcel、PowerPointでも同じ手順で使用できる。作成したいファイルに合わせて、自由な形の写真をつくってみよう。
執筆 中野 久美子