真美堂手塚箔押所、浮き出た数字に“触れて読む”こともできる「バリアフリーカレンダー2022」

2021年11月22日 13時45分

「バリアフリーカレンダー2022」有限会社真美堂手塚箔押所は、「バリアフリーカレンダー2022」を発売した。アートディレクターの関宙明氏（mr.universe）がデザインを手掛けたアイテム。2015年版から製作が開始されたカレンダーで、使用者の声をもとに毎年改良が重ねられている。本商品は、視覚障害のある人とない人が一緒に使えるように開発された。視覚障害のある人に向けたカレンダーとしては点字を活用することも考えられるが、その場合は点字の読めない人は使えないという難点がある。そこで本商品では、浮き出し加工によって数字や曜日を“触って読める”ようにデザイン。一般的なカレンダーと同様に、視覚でも数字や曜日を認識できるように仕上げられている。カレンダーの書体には、触ったときに形を判別しやすく、見た目にも美しい「フォアフィンガー書体」を採用。文字の浮き出るバランスや紙の質感までこだわり抜き、工場で1枚ずつ丁寧に仕上げられた。商品のバリエーションとして、オレンジとグレーを組み合わせた「カラータイプ」と、白い紙に浮き出し加工のみを施した「白地タイプ」をラインナップ。また、カレンダーのページ下部には各曜日とその月の祝日名が点字のみで表記されており、特別付録の「点字のしくみ」を見ながら読むことで、点字を身近に感じることもできる。金具を除くサイズは250（幅）×350（高さ）mmで、表紙を含めて13枚綴り/リング綴じの仕様。価格は3,520円（本体 3,200円＋税10%）で、売り上げの一部は盲導犬育成施設の公益財団法人アイメイト協会へ寄付される。