多機能型サイドアタッカー・安西幸輝は今こそ23人枠に加えられるべき選手
FC東京対浦和レッズ。土曜日に味スタで行われた試合の観戦を通して、最も目を奪われた選手は長友佑都だった。1シーズン所属したマルセイユを退団。欧州に移籍先を求めたというが、35歳という年齢がネックになったのだろう。願い叶わず帰国。今月から古巣のFC東京でプレーしている。浦和戦は復帰して3戦目の試合だった。
長友のポジションは、言わずと知れた左サイドバック(SB)だ。しかし、FC東京には小川諒也という今年、A代表にも選出された不動の左SBがいた。小川は左利きで、一方の長友は右利きだ。左利きが右SBを務めることは簡単なことではない。右利きが左SBを務めることよりハードルは高い。というわけで、筆者は長友のポジションに注目していた。右SB起用もあり得るのではないかと。長友にはFC東京に入って間もない頃、右SBでプレーしていた過去があるからだ。
しかし、長友は左SBとして3試合続けて先発した。左利きの小川が右SBを務めたのだ。小川はそれ以前にも何試合か右SBを務めた経験があった。急なコンバートではなかったので無難に務めていたが、前戦の名古屋戦で負傷する不運に見舞われてしまう。浦和戦では、今季ブラウブリッツ秋田から移籍してきた鈴木準弥が右SBを務めた。長友の右SBを見ることはできないのかと、いささか落胆しながら試合観戦に臨んだ。
試合はホームのFC東京が先制するも、浦和に前半45分に同点弾、後半21分に逆転弾を許すという展開で、後半の飲水タイムを迎えた。FC東京の布陣に目を見張りたくなる劇的な変化が起きたのは、その直後だった。
変化の主役は長友だった。4-2-3-1の左SBから3の右へ、ピッチ上を斜めに大移動したのである。SBの移行先として多いのは守備的MF、同サイドのウイング、センターバックあたりだ。試合中に、逆サイドのウイングへ突如、移動するSBを見たのは、長い観戦史上、初めてだったかもしれない。
ポジションへの適性は十分に備わっているようだった。際どいクロスボールもスムーズに蹴り込んでいた。右利きで、右SBの経験もある選手なので当然といえば当然だが、なぜ右サイドでプレーする姿を、これまで拝むことができなかったのか、逆に不思議な気持ちになった。長友が35歳になるまで、監督たちはなぜ、この特段難しくないアイディアを思いつかなかったのか。
筆者は幾度となく指摘してきた。W杯が近づき、本大会に臨む23人枠を誰にすればいいかという段になると、長友が右SBをこなすことができれば、やりくりはずいぶん楽になると意見してきた。
長友のポジションは、言わずと知れた左サイドバック(SB)だ。しかし、FC東京には小川諒也という今年、A代表にも選出された不動の左SBがいた。小川は左利きで、一方の長友は右利きだ。左利きが右SBを務めることは簡単なことではない。右利きが左SBを務めることよりハードルは高い。というわけで、筆者は長友のポジションに注目していた。右SB起用もあり得るのではないかと。長友にはFC東京に入って間もない頃、右SBでプレーしていた過去があるからだ。
試合はホームのFC東京が先制するも、浦和に前半45分に同点弾、後半21分に逆転弾を許すという展開で、後半の飲水タイムを迎えた。FC東京の布陣に目を見張りたくなる劇的な変化が起きたのは、その直後だった。
変化の主役は長友だった。4-2-3-1の左SBから3の右へ、ピッチ上を斜めに大移動したのである。SBの移行先として多いのは守備的MF、同サイドのウイング、センターバックあたりだ。試合中に、逆サイドのウイングへ突如、移動するSBを見たのは、長い観戦史上、初めてだったかもしれない。
ポジションへの適性は十分に備わっているようだった。際どいクロスボールもスムーズに蹴り込んでいた。右利きで、右SBの経験もある選手なので当然といえば当然だが、なぜ右サイドでプレーする姿を、これまで拝むことができなかったのか、逆に不思議な気持ちになった。長友が35歳になるまで、監督たちはなぜ、この特段難しくないアイディアを思いつかなかったのか。
筆者は幾度となく指摘してきた。W杯が近づき、本大会に臨む23人枠を誰にすればいいかという段になると、長友が右SBをこなすことができれば、やりくりはずいぶん楽になると意見してきた。