楽天モバイル株式会社は、8月23日に携帯キャリアサービス(MNO)とMVNOサービスの合計契約数が500万回線を突破したと発表した。

楽天モバイルは、MVNO(格安スマホ・格安SIM)として2014年に携帯サービスへと参入し、2020年4月にはドコモ、au、ソフトバンクと並ぶ第4のキャリアとして、自社で通信網を整備してサービスを行う携帯キャリア(MNO)としてのサービスを開始した。

そして今回、MNOとMVNOの合計契約数が500万回線の大台を突破している。

MNO躍進の大きなきっかけは、月額が1年間無料というキャンペーン(現在はプラン料金3ヶ月無料キャンペーンを実施中)、そして唯一の料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」は、1GBまで0円、1〜3GBまで1,078円、3〜20GBまで2,178円、20GBからは3,278円(各税込)という使った分で料金が変わる、分かりやすい従量料金プランを提供している点が大きい。

また、iPhoneシリーズを取り扱い開始したり、「AirTag」「AirPods Pro」といったアップル製品、Rakuten BIGなどのRakutenオリジナルAndroidスマホ、Rakuten WiFi Pocket 2BなどのWi-Fiルーターなどの周辺機器も取り揃え、携帯キャリアとして料金、製品ラインナップ共に先行の3キャリアに並んできたことも契約ユーザー数の増加を押し上げている。

あとは多くのユーザーから指摘されている回線が繋がりにくい問題を解決できれば、さらにMNPなどで他社から楽天モバイルに乗り換えるユーザーが増えると見られる。

なお、肝心の4G回線エリアの人口カバー率について、同社は今夏までに96%を達成するとしていたが世界的な半導体不足のため90%までしか達成できず、同社は年内には96%まで進捗する見込みとしている。

発表資料
URL:https://corp.mobile.rakuten.co.jp/news/press/2021/0823_01/
2021/08/25