【2021年夏休み企画】おうちごはん編集部の大人の自由研究〜手作り豆腐編〜
ずっと気になっていた豆腐作りにチャレンジ!
こんにちは、micoです。
8月の終わり頃は、読書感想文がなかなか書き出せず原稿用紙とにらめっこしていた小学生時代、感想ではなくあらすじを書いて提出していた自分がなつかしいです(笑)。
夏休みの自由研究も、アイデアが浮かばず一人途方に暮れていたような……。
でも、今年の編集部の夏休み企画「大人の自由研究」は、一人ではなくまい姉と一緒だったので、自由研究のテーマを考えている時から楽しくて、何だかわくわく!
あやや&コノの「バター作り」に続くべく、何をするか二人でいろいろと悩みましたが、自宅に常備しているほど豆乳好きな私たちは「豆乳を使って豆腐を作ってみたい!」ということで、以前から気になっていた自家製豆腐に挑戦してみました!
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【2021年夏休み企画】おうちごはん編集部の大人の自由研究〜手作りバター編〜豆乳とにがりさえあれば作れちゃう!
今回用意した材料は、豆乳とにがりの2つ。
なんとなく、豆腐作りってもっといろいろと材料や道具が必要な気がしていたのですが、実はこの2つさえ用意すれば手作り豆腐が作れちゃうんです。
豆乳作りからスタートする場合には、もう少し手間や時間もかかりますが、今回はより手軽に簡単にということで、市販の豆乳を使って作りたいと思います。
木綿豆腐を作る際の豆乳は大豆固形分が8〜11パーセント。きぬごしは12〜13パーセントと、やや濃度が高くなっています。出典:http://www.tofu-as.com/
豆乳は無調整豆乳、調整豆乳、豆乳飲料の3つに分類されますが、豆腐を作る時には大豆と水だけで作られている大豆固形分が8%以上の無調整豆乳を使います。今回は、豆腐作りに推奨されている大豆固形分10%の有機豆乳を用意しました。
パッケージにもちゃんと「豆腐もできます」って書いてある!!
また豆腐作りに欠かさせない “にがり(苦汁)” は、海水から塩を抽出する時に残った液体のことで、にがりの主成分である塩化マグネシウムと豆乳のたんぱく質が化学反応して固まるため、昔から豆腐の凝固剤として使われてきました。
今回は、原液タイプの本にがりを使って作ってみたいと思います。
えっ⁉ レンチンで作れるの??
より気軽に、より簡単に! ということで、豆乳のパッケージに紹介されていたレシピを参考にしながらトライしてみることに。
なんと、電子レンジで作れちゃうみたいです!!
「ほんとにー⁉ そんな簡単に作れるの?」と私もまい姉も半信半疑ながら、いざチャレンジです。
Let's try!!
あっという間に完成!
まず、冷たい豆乳100mlににがり1ml(豆乳の1%)を加えます。
泡立たないように全体をまんべんなく混ぜます。
軽くラップをして電子レンジへ。500Wで1分を目安に加熱します。
豆腐の状態をチェックして、固まっていたらラップをしたまま3分ほど蒸らします。
まい姉と私は同じ豆乳で作りましたが、容器の形状が異なるからか、固まり方に若干の違いが。私の豆腐は1分で大丈夫でしたが、まい姉のは固まりが弱かったのでさらに10秒加熱しました。
ご家庭の電子レンジの熱量によっても固まり具合が違ってくるかもしれないので、固まりが弱い場合には様子を見ながら10秒刻みで再加熱してみてください。
3分経ってラップを外してみると……、ちゃんと豆腐になってる〜〜!!
作り始めて5〜6分で完成! って、うれしいですよね。
できたてをすくってみると……、なめらかでやわらかな、まさにお店の寄せ豆腐!
「あつあつの豆腐は、豆の味がやさしくて何も調味料をかけずにそのままでほんとおいしくてびっくり!」(by まい姉)
味見のつもりが一口食べると止まらないおいしさで、私もまい姉もあっという間にぺろりと食べてきってしまいました(笑)。
できたてのあったかい豆腐もおいしいですが、冷蔵庫で冷やすとよりしっかりと固まります。
冷やして味わう場合は、キッチンペーパーなどで表面の水分を取り除いてから冷蔵庫へ入れてください。
にがりが少ないと固まらないことも……
オンラインでつなぎながら2人で同時に作ってみたのですが、実は最初まい姉の豆腐はなぜか固まらず……。
どうやらにがりの量が足りなかったようです。
100mlの豆乳に対して必要なにがりの量は1ml。これを1グラムで計量したのですが、微量すぎて誤差があったよう。
にがりのパッケージに、「1mlの目安は12滴です」と書いてあったので、2度目はちゃんと12滴分のにがりを加えて再度チャレンジ。今度はちゃんと固まりました!
にがりの種類によっても濃度などが異なり、分量が変わってくることもあるようなので、パッケージの記載も参考にしながら作ってみてくださいね。
【追加実験】大豆固形分9%の無調整豆乳で作ってみたら
豆乳の濃さでできあがりに違いはあるの? ということで、先ほどと同じ作り方で大豆固形分が9%の無調整豆乳でも挑戦。
できたてをすくってみると……、少しゆるめですが固まり方は問題なし。さっぱりあっさりとした味わいで、10%よりもさらにやわらかな感じでした。
お好みではありますが、豆腐作りには大豆固形分10%の豆乳を使うのがおすすめ。より大豆の風味を味わうことができますし、仕上がりの固まり方も安定していました。
そのままもおいしいけど、せっかくなのでアレンジも楽しんでみました!
できたての豆腐がおいしすぎて感動した私たちとしては、ぜひ作ったらまずはできたてをそのまま食べてみてもらいたいなと思います!
が、せっかくなのでもっともっとこの手作り豆腐のおいしさを味わうべく、アレンジも楽しんでみました。
ひんやり豆腐+生姜+ネギ+醤油
まずはそのまま、冷奴にすりおろした生姜と刻みネギと醤油をかけて。
フレッシュな薬味が豆腐の甘さを際立たせて、シンプルだからこそのおいしさが楽しめます。
ひんやり豆腐+トマト+バジル+塩+オリーブオイル
刻んだトマトとバジルを冷奴にのせて、塩とオリーブオイルをかけて洋風に。
「豆腐だしやっぱり和風のアレンジの方がおいしいだろうと思ったら、塩とオリーブオイルで食べるのもめちゃくちゃおいしかった! おすすめなのでぜひやってみてください!」(by まい姉)
あったか豆腐+和風あん
できたてほかほかの豆腐に、おきあみ、えのき、ネギで作った和風あんをかけて。
「料理に使うのであれば市販の豆腐の方が使いやすいかなと思いますが、豆腐として味わうアレンジであれば、もうこれからはこの手作り豆腐にしようと思うくらいおいしいですよ」(by まい姉)
ちなみに私は、とうもろこしとおくらとえのきで和風あんを作って、温豆腐に温かいあん、冷奴には冷やしたあんをかけていただきましたが、どちらもおいしかったですよ。
豆腐のみならず、豆乳とにがりがあれば、あの人気台湾スイーツ「豆花(トウファ)」も作れちゃう! 豆乳のやさしい風味ととろっとした食感がおいしいですよね〜。
実は過去におうちごはんでも豆乳とにがりを使って「豆花」を作ってみたことがあるんです。夏は冷やして、冬は温かいまま、お好みのトッピングやシロップとともに。アレンジ自在で、おうちでも豆花を手軽に楽しむことができます。
InstagramとYouTube動画でご紹介していますので、スイーツ好きの方はぜひこちらもお試しくださいね。
ヘルシーで栄養満点!台湾スイーツ豆花の作り方|Instagram(@ouchigohan.jp)室戸海洋深層水 天海の水でおなじみの赤穂化成株式会社 | オススメ★レシピ集・にがり・スイーツ|台湾スイーツ豆花(トウファ)
簡単なのに、驚きと学びがいっぱい
初めての豆腐作りを振り返って、まい姉は
「豆乳とにがりだけで、しかもレンチンでこんなに簡単においしい豆腐が作れるなんて感動! 豆乳とにがりで豆腐を作れるとは知っていても、作る前は “豆腐風” くらいの仕上がりを予想していました(笑)。が、できあがってみたらクオリティの高さにびっくり。
今回の自由研究企画がなかったら、なんとなく手間がかかりそうなイメージしかなくて作ってみようと思わなかったと思うのですが、本当にこの作り方を知れてよかったです!」
と手作り豆腐のおいしさに魅了された様子。
こんなに簡単なのに、どうしてこんなにおいしいの!? と私も驚きと学びがいっぱいで、できたてを一口食べた瞬間の感動はとても衝撃的でした。そのままはもちろん、アレンジも楽しくて、罪悪感なく食べられちゃうのもうれしいですよね。
おうちだからこそ味わえる、手作りならではおいしさ。この夏、豆腐作りにすっかりハマってしまった私たちの食卓では、手作り豆腐が新定番になりそう。
材料2つで簡単にできるのもうれしい自家製豆腐。みなさんもできたてを楽しんでみてはいかがでしょうか。
(text by mico photo by まい姉)