新型コロナウイルスの影響で外出や会食を控える傾向が続く中、落ち込む水産物の需要を呼び起こそうと宇都宮市の中央卸売市場で土曜日限定の朝市が開かれました。

宇都宮中央卸売市場では一般の市民にも市場の魅力を知ってもらおうと毎月第2土曜日に「朝市」を開いてきましたが、新型コロナウイルスの感染拡大で人が集まるイベントを1年以上取りやめていました。

しかし、コロナ禍が長引き飲食店やホテルなどでの水産物の需要が激減している状況もあり、水産業界全体を盛り上げようと感染防止対策を行いながら「朝市」を再開することにしました。

以前は1日に7000人ほどの人出があったということですが、密を避け市民が分散して訪れることができるように今回から、毎週土曜日に開催し、回数を増やして対応します。

店頭にはけさ採れたばかりの新鮮な海の幸がずらり。 中には、コロナの前であれば一流の料亭に並んだはずの高級食材も売られています。

訪れた人たちは久しぶりの「朝市」を待ち望んでいた様子でお目当ての品を買い求めていました。

この「水産朝市」は、毎週土曜日の午前9時から11時まで行われます。