犯罪に巻き込まれた被害者やその家族の支援をスムーズに行えるよう、小山市は2日地元の警察署などと協定を結びました。

小山市と協定を結んだのは「小山警察署」と犯罪被害者の心のケアなどさまざまな支援を行う「被害者支援センターとちぎ」の2つの団体です。

小山市では犯罪に巻き込まれた被害者やその家族に対する見舞金の支給や、被害を受けたことで同じ場所に住み続けることが難しくなった場合に市営住宅への入居の要件を緩和するなど県内の市町では初めて犯罪被害者の支援に特化した条例を今年4月に定めています。

2日は小山市の浅野正富市長と小山警察署の間宵浩司署長、それに被害者支援センターの水沼富美男理事長が協定書を取り交わしました。

協定では3者が連携して犯罪被害者の心情に配慮しながら負担の軽減や被害からの回復に当たることで安心して暮らすことができるまちづくりを目指すとしています。

小山市 浅野正富市長:「警察でこの制度を周知していただく。被害者の情報が入りやすいセンターにご協力をいただく。連携が不可欠」