“朝食で腹8分目”はNG…!? 健康のために「避けるべき習慣」3つとは?

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健康的な日々を送りたいと、朝の生活習慣を見直す人も増えてきているのではないでしょうか? しかし、どのような習慣が正しいのかわからないという方もいるでしょう。そんなときは健康のプロである医療従事者の意見を参考にするのもよさそう。

今回は、薬剤師のキクオ先生に、朝にする&しない習慣を教えてもらいましたのでぜひチェックしてみてください。

薬剤師の3大“しない習慣”とは?画像:Elnur/Shutterstock

--キクオ先生が健康のために、朝にしない習慣はありますか? 理由も教えてください。

私が朝にしない習慣は次の3つです。

(1)朝食を抜かない

私は、社会人になってからは朝食を取らないことをしない、つまり朝食を積極的に取るようにしています。時間がないときでもプロテイン1杯を飲んでおくのがいいでしょう。朝から全開で仕事をするためにはエネルギーは必要だと思います。

大学生のころは朝食を取らずに講義を受けて、お昼ご飯をたくさん食べて眠くなるという経験があったので、個人的には昼食の取り過ぎ防止という意味でも朝食は大切にしていますね。

(2)二度寝

二度寝も極力しません。私の場合、二度寝すると幸せな気分になるものの寝過ぎてしまうことがあり、例えばお昼13時に起きることもありました。経験上、その日は生産性がない日になることが多かったのです。

二度寝をした後に時間を無駄にしてしまう自分が嫌だなと思うと、メンタルも安定してこないと感じています。二度寝できず辛い日もありますが、アラームは何回も鳴らして二度寝はしないように心掛けています。

(3)大食い

先ほど述べた朝食に関連しているかもしれないのですが、朝ご飯をたらふく食べると機敏な動きができないと感じることがありました。私が勤務していた薬局では午前中に患者さん対応を多くすることがあり、正確に機敏な動きをして仕事をすることが必須だったので大食いしないよう気を付けるようになりました。

腹8分目は無意識に食べ過ぎてしまうと考えているので、腹6分と振り切って朝の大食いはしないようにしています。

朝は水分補給が大事!? 飲み方のコツも画像:jesterpop/Shutterstock

--一方、健康のためにキクオ先生が朝にしている習慣はありますか?

水分、特に水を摂取することです。炭酸飲料水などではなく常温の水、または白湯を飲むように心掛けています。

私は顔を洗ってうがいをしてから飲むことが多いですね。コップ1杯の水を、一気に飲むのではなくテレビでも見ながらゆっくりと飲んでいます。

--ついやってしまいがちな、おすすめできない朝の習慣はありますか?

朝に時間がなくて、どうしても早食い、あるいは朝食を抜くことがあると思います。早食いは血糖上昇をきたすとされていますし、朝食を抜くと血糖値が上昇しやすくなることがあると研究ではわかっています(※1)。ゆっくりと朝食をとることは難しいかもしれませんが、やはり朝余裕を持った行動をするためにも前日の過ごし方が大切になってきそうですね!

いかがでしたか? 思い当たる節がある人は、ぜひ参考にして日々の生活に活かしてみてください。

※本サイトにおける医師および各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。また、医学の進歩により、常に最新の情報とは限りません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。

<プロフィール>
キクオ
薬剤師ブロガーとして、ブログをはじめSNSや自身のメディアを通して医療情報を毎日発信している。医療関係者や薬学生にとって役立つ情報を分かりやすく伝えた内容は多くの人から支持を集め、2021年3月現在Instagramのフォロワーは10万人を超えている。

【画像・参考】
※1 Daniela Jakubowicz, Julio Wainstein, Bo Ahren, Zohar Landau, Yosefa Bar-Dayan, Oren Froy(2015).Fasting Until Noon Triggers Increased Postprandial Hyperglycemia and Impaired Insulin Response After Lunch and Dinner in Individuals With Type 2 Diabetes: A Randomized Clinical Trial.Diabetes Care.
※Nishihama・Elnur・jesterpop/shutterstock

“朝食で腹8分目”はNG…!? 健康のために「避けるべき習慣」3つとは?はWoman Wellness Onlineで公開された投稿です。

【筆者略歴】

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