東京都区千代田区の集英社(早坂洋祐撮影)

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集英社の漫画誌「週刊少年ジャンプ」で連載中の人気漫画「呪術廻戦」の公式ツイッターは10日、作者の芥見下々(あくたみ・げげ)氏の体調不良により、同作を当面休載すると発表。リプ欄にはファンからの反響が相次ぎ、同氏の愛称である「芥見先生」がツイッタートレンド1位に急上昇する事態となっている。

同作は、常人離れした身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ)を主人公に、化け物を祓う呪術師の戦いを描く物語。社会現象を巻き起こした「鬼滅の刃」を引き合いに「ネクスト鬼滅」「第二の鬼滅」との呼び声も高い話題作。昨年10月から今年3月まで、MBS・TBS系でテレビアニメが放送され、人気が過熱。今冬には「劇場版 呪術廻戦 0」が公開される予定だ。4月には、電子版を含むシリーズ累計発行部数が4500万部を突破して話題になった。

公式ツイッターによると、休載は21日発売の29号からで、再開時期は同誌上で知らせる。同氏自身は執筆継続を望んでいたが、編集部と協議の結果、一定期間休んで体調の回復を図ることにしたという。画像として添えられたコメントで同氏は、読者に対し休載を詫びつつ、「期間は一月(ひとつき)ほどになります。体調を崩したとは言っても大病したわけではなく、メンタルは通常運転なのでご心配には及びません」と説明している。

同日午前10時8分に投稿されたこの告知は、わずか2時間で7.7万の「いいね」がつき、3.8万リツイートされて瞬く間に拡散。「芥見先生」ツイッタートレンド1位に急浮上したほか、同氏の愛称である「gg先生」「呪術休載」「下書き掲載」など関連ワードが次々と上位にランクインし、リプ欄には、同作と同氏の人気ぶりをうかがわせる反響が寄せられている。

「やっぱつれぇわ」「大きな楽しみの一つがなくなるのは寂しい」など、休載に落胆する気持ちは、どのファンにも見られるが、目立つのは「心配です。かなり無理をされていたようなので」「お大事になさってください」など、同氏の体調を気遣うコメント。

負担をかけまいと、「単行本読み返したり、アニメ見返したりして待ってます」「ほんとヨユーで待ちますのでどうかおやすみなさってください!」「よりパワフルになって帰ってくるだろう彼らを楽しみに待っています」など、前向きに休養を支持し、労わる書き込みが相次いでいる。

「ジャンプ読者は鍛えられているのでモーマンタイ!」「焦らされて喜ぶんですよ。オタクなんで!!!」など、同誌に連載されていた過去の人気作品の伝説的な休載エピソードを振り返っておどける読者も。

また、同氏自身の説明の中にある休養期間について、「1カ月程だけで大丈夫なのでしょうか…?」「1カ月でどうにもならんかったら治るまで休んだらええんやで」など、短すぎるのではないかと心配するファンも少なくない。

つい最近も、5月31日発売の同誌に掲載されたエピソードに下書きとみられるページがあり、ネットでは原稿が間に合わなかったのではないかなど同氏の多忙ぶりと健康を案ずる声があがっていた。このことを引き合いに「ネームを拝見できるのは本誌の醍醐味であり貴重な体験だと考えています」と面白がって同氏を励ますリプライもあった。