ヤマザキマリ氏による「八幡湯」原画

2021年9月5日(日)まで、東京都公衆浴場業生活衛生同業組合に所属する約500カ所の銭湯にて「TOKYO SENTO Festival 2020」が開催されている。東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京が主催する「Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13」の1つで、“ゴー風呂の日”である5月26日(水)から開催されている企画。スタンプラリーなどを楽しむことができ、さらに4カ所の銭湯では、さまざまなジャンルのアーティストの作品展示も実施されている。

本イベントでは、約500カ所の銭湯の入り口が「暖簾アート」で飾られ、祝祭感が演出されている。この「暖簾アート」は、銭湯アートプロジェクトに参加するヤマザキマリ氏の描き下ろし。ヤマザキマリ氏は「テルマエ・ロマエ」や「オリンピア・キュクロス」といった漫画作品で知られている。

スタンプラリーでは、規定数のスタンプを獲得した参加者に「TOKYO SENTO Festival 2020 特製てぬぐい」をプレゼント。第1弾の「ヤマザキマリオリジナルデザイン」は交換期間が7月23日(金・祝)〜8月8日(日・祝)、第2弾の「アール・ブリュットオリジナルデザイン」は交換期間が8月24日(火)〜9月5日(日)で、在庫がなくなり次第で終了する。

銭湯アートの展示会場は、吉祥寺の「弁天湯」、代々木八幡の「八幡湯」、鶯谷の「ひだまりの泉 萩の湯」、銀座の「金春湯」の4カ所。「弁天湯」では大塚いちお氏、「八幡湯」ではヤマザキマリ氏、「ひだまりの泉 萩の湯」では青木尊氏や星清美氏、「湯覧線」では大原大次郎氏が参加した作品を楽しめる。これらのうち、「ひだまりの泉 萩の湯」以外の銭湯アートは、ペンキ絵師の田中みずき氏が監修したペンキ絵。アート作品を鑑賞するためには無料観覧開放日以外は入浴料が必要で、全ての作品がイベント終了後には姿を消してしまう“幻のアート作品”となる。

※開催の状況について、最新の情報は公式Webサイトにて要確認

■期間:
2021年5月26日(水)〜9月5日(日)

■開催場所:
東京浴場組合加盟全銭湯

弁天湯
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-27-13

八幡湯
東京都渋谷区富ケ谷1-2-10

ひだまりの泉 萩の湯
東京都台東区根岸2-13-13

金春湯
東京都中央区銀座8-7-5

■問い合わせ先:
東京都/公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
url. https://tokyosentofestival.jp/